夏焼雅ヲタとしてのヲタ人生を総括して

先日ベリーズ工房が4周年を迎えたこともあり
俺も今までのみやびヲタとしてのヲタ人生を一度総括してみようと思う
3年半ほど前、Wスタンバイの札幌公演でみやびちゃんに一目惚れし
俺のみやびヲタとしての人生がスタートした
元々高橋愛ヲタとして活動していた俺だったがそのときは遠征なんてほとんどしたことがなく
単なる在宅でファン活動をしているようなものだった
だけどベリは札幌で何度も握手会などに来てくれたこともあり
現場の楽しさを知り東京などへもわざわざ遠征してライブやイベントに参加するようになった
その目的な何よりみやびちゃんに会いたいということのみだった
だけど気づかないうちにだんだんと目的が変わっていく
見返りを求めるようになる
目線だレスや認識だなんだとだんだんと求めるようになる
大人しく見ているだけで幸せだったはずなのに
ミヤリウムなんかを熱心に作ってライブなどで掲げたりするようになった
本来のみやびちゃんに会いたいというだけの目的ならば絶対にしない行動である
それが普通になっていくと今度は最強というものを目指すようになる
最強といっても狼などで自薦他薦で脳内自慢をし合うことではない
つまり、みやびちゃんに最も気に入られるヲタになりたいと思うことだ
それは半分冗談半分本気でいつも俺がいっている
みやびちゃんと結婚したいという最終的な目的にも繋がることであった
そうなると本来ヲタ活動は自分好きな推しメンとの関係だけで成り立つものなのに
そこに第3者が入ってくる
自分以外の他のヲタという第3者だ
その第3者とのライバル意識や競争意識なんかも出てくる
レスや握手などは本当なら自分だけの宝物であるはずなのに
ブログや狼などで自慢したりするようになる
他のヲタより自分のほうがすごいんだと言いたくなる
そうなるとレスをもらえたライブは最高のライブであり
何の反応ももらえなかったライブはつまらないライブだなどと平気で言うようになる
本来ライブの良し悪しはそんな部分にないのだが
そうなるとヲタ活動は結構しんどくなってくる
俺はそこまでいっていたとは思わないがそこに近づきつつあった
そんなとき例のFC抹消事件が起こる
これは俺の自業自得であった
知り合いに忠告までされていたのに安易に考えていた
それでも抹消された当初はそれほど大事には考えていなかった
確かに抹消直後にバスツアーの発表がありかなり落ち込んだ
だけどまだまだそれを上回る気力は充実していた
行ったつもりでレポを書くほどの心のゆとりもあった
だけど、それがじわじわと効いてくることになる
次にきたのがファンの集いだった
この時俺はバスツアーのときほどは大騒ぎしていなかったので
気にならなかったかもしれないが実はかなり効いていた
正直バスツアーはFCに入っていたとしても金銭的にはきつかった
当然参加はしていたと思うがきつかったのは事実だ
だけどファンの集いはたいした支出もなく参加できる
何よりバスツアーは落選者もいたがこれは応募すれば参加できる
つまりFCに入ってるベリヲタならほぼみんな参加する必須イベントだった
それに参加できないことがかなりきつかった
実は俺はFC抹消後に一度再入会を試みたことがある
電話で直接お願いしたわけだが普通に無理だった
この辺りからちょっとづつじわじわとした何かが俺を苦しめるようになる
そして話は最初の真の最強の話になる
真の最強であるみやびちゃんに最も好かれるヲタになるには
やっぱり現場にたくさん行かなければならない
そうゆう意味で俺は札幌に住んでいる時点でかなり出遅れている
現場数も他の人から比べればかなり少ない
それでもポイントになるものにはなるべく参加するようにしてきた
ライブでは1ツアー1公演は必ず行くし
なるべく千秋楽や記念となる日は欠かさずに行くようにしていた
SSAやみやびちゃんの生誕なども行った
そして、最も近づくことのできる握手会のあるイベントはほぼ確実に参加した
そうやって先頭集団ではないかもしれないがまだ先頭も見えている2番手集団で
頑張っている、そんな感じだったと思う
だけどFC抹消によって自力ではどうしようもない障害物ができたのだ
その障害物は俺には越えられないので自動的に1キロメートル後退させられる
そんな障害物が年に数回くるのだ
だけど俺はまだ諦めていなかった
そうであるなら自分の参加できるものは今まで以上に参加しよう
SSA以降も大阪、名古屋と遠征した
まだ心は折れていなかった
だけど去年のみやび生誕がちょうど試験日と重なってしまった
どうしても行きたかったものだ
1年で最も行きたかったものかもしれない
不運と言えば不運だがこれだけはどうしようもなかった
バスツアー、集い、みやび生誕・・・
2番手集団にいたつもりがもう全く先頭集団の見えない周回遅れになっていた
そして極めつけの2度目のバスツアーの発表
エグゼ会員の2ショット、ポイントの2ショット・・・
次々と乗り越えられない障害物が登場した
毎年障害物が現れるたびに周回遅れにされていくのだろう
あぁ・・・もう追いつけない
自分のどこかでそう思ってしまっていた
その後のボーノイベ、新曲イベ・・・
参加する熱意があればどうにかなったはずだった
だけど簡単に諦めた
その様子が反感を買ったようで
親しくしてもらっていた仲間にもやる気がないならもうみやびヲタを辞めろなどと
かなり強い言葉を言われた
そう言われてもしょうがない状態だったと思う
もうどうやっても追いつけないような10周遅れが
イベントにいかなかったことで11周遅れになってもたいして変わらない
そんな感覚さえあった
俺のヲタ人生は終わった
普通ならそうなっていたと思う
なぜヲタ卒しなかったのか自分でもわからない
今にして思えば既に気づいてたのかもしれない
みやびちゃんが好きだ嫌いだというものとは関係のない領域での出来事だったことに
そのまま俺はだらだらとヲタを続けている
今年になって一度もみやびちゃんと会ってもいない
あれだけボーノなどで握手する機会があったのに一度も行っていない
完全に在宅になった
しかし、この在宅生活が俺の目を覚まさせてくれた
おかしな方向に向かっていた俺を修正してくれた
みやびちゃんが好きだから応援する
そんな単純なことなのだ
みやびちゃんに会いたいからライブにいくイベントにいく
それ以上でもそれ以下でもない
もちろん無理はしない
自分のできる範囲でやっていく
最強だなんだと争っている人にとって俺は敗者に映るかもしれない
だけど俺は完全には脱落してはいない
たしかに大差をつけられた
だけどこのマラソンレースはかなり長距離レースだ
実はまだ10キロ進んだかどうかって程度だ
最初に飛ばした人ほど早く脱落しやすいレースでもある
自分のペースで目的を見失わず
一人一人追いついて追い抜かしていく
ゴールはまだ誰の目にも見えていないほど遠いのだ