AKB48 so long 全国握手会イベントin北海道のレポ
先月に続き、北海道での全国握手会があった。
普段ならいつもの全握なのだが、今回は卒業を発表している篠田、板野、秋元と古参メンバー最後の全握ということで少し注目度が高かった。
前回遅く行ったことでスタンドで座ってゆっくり見れたこともあり、今回も遅めに行くことにした。
今回の会場の月寒グリーンドームは交通の便がいまいち悪い。
福住から歩いて10分、南郷13丁目から歩いて20分。
自分は以前南郷13丁目付近に住んでいたのでこの辺は詳しい。しょうがないので20分歩くことにした。
到着したのは開始15分前。
券を交換すると期待に反してアリーナ席だった・・・
だけど、アリーナでもCブロック。あれ?こんなぎりぎりに来たわりに前のブロックだった。
行ってみるとステージが近い。20人ほどCブロックに今きた感じで群がっていた
おそらく、なんかCブロックまだ入れるからちょっと入れておけみたいな指示がきたタイミングで
俺が行ったのかもしれない。ある意味幸運だった。
ここなら肉眼ではっきり見れる距離。立って見てるのは結構しんどいがそれだけの意味はある。
スタンド席はおそらく全員子供と女子専用になっていたので何時にきても関係なかったようだ。
しばらくして、注意事項のアナウンス。
声は秋元さんだった。
途中でまりこやめて!とか何度か言っていたので、篠田さんにいたずらされていたようだ。
全握の参加は久々なので4レーンで待ってますとアピールしていた。
そして、メンバー登場。so longを歌って企画のコーナー。MCは板野さん。
やっぱり肉眼ではっきり見れる距離だとかなり熱い!
今回の企画は来月行われる札幌ドームのコンサートのCMを作成するというものだった。
秋元さんが監督と撮影をするようだ。
やっぱり全体的に卒業を控えたメンバーに色々やってもらう感じなのだろう。
とりあえず、メンバーを4グループに分け、北海道をイメージするものをやってもらう。
一つ目は旭山動物園。これは秋元さんがどうしても入れたがっていた。
次にともちんにカニをどうしてもやってほしいとのことで、板野さんのいるグループがカニ。
後は、シャケとメロンに決まった。
それぞれのグループが決まったものを演じていき、最後にたかみなさんが
札幌ドームなんちゃらかんちゃらと言って、ファン全員がわ〜!と盛り上げる感じ
撮影されたCMはAKBの公式サイトにユーチューブにアップされているので見てもらえばわかるだろう。
そんな企画も終わり、歌は、さよならクロール、ファーストラビット、リバー。
最後にこれで最後となる卒業する3人から一言づつコメントがあった。
板野さんは泣いていた。
全国握手会も最初はこんな大きな会場じゃなくて小さな会場でやっていたのに
こんなところでできるようになってうれしいという話を聞いて、
そういえば俺も初期の札幌ファクトリーでやってた小さな会場のときに行ったなぁと思い出した。
みんな下がって、大島さんとたかみなさんがMCで繋ぐ
3人の卒業コメントはやっぱりさびしいようで、涙じゃないものが出ちゃいそうと
ちょっと意味深な面白トークをして研究生登場。
研究生は30秒間一人づつアピールタイム。
正直一人も見たこともないのでよくわからなかったが、みんな踊ったり、皿回ししたり、バクテンしたり、サインボール投げたり各々アピールしていた。
東京に住んでたら、こういう若手を勉強して先物買いして行くのも楽しいんだろうが
札幌じゃあそういう楽しみはかなり難しい。
そして、いよいよ握手会だ。
握手の会場は外に大きなテントが作ってあってそこで行われる。
いつものように子供女子から番号が呼ばれる。
自分は5000番くらいだったのでどうせ1時間以上かかるのでパンを食べながら待つ。
しばらくすると少し異変が起こる。
篠田、板野レーン以外が3000番までなどというような形で呼ばれるようになった。
やっぱり今回最後のメンバーはものすごい行列になっているようだ。
やっと5000番の自分の順番になったが、篠田レーンだけはまだ2000番
外にいくと確かに篠田レーンは異常な行列だ、板野レーンもかなりすごい。
自分は、とりあえず当然ながらこじはるレーンに行く。
あれ・・・?なんとこじはるレーンはほとんど並んでいない。
入ったらすぐ握手にいける状態。警備のおじさんがすいてるから早くこいとばかりに手招きしてくる。
そんなに急がなくてもすいてるんだからいいですやんと思いながら行く。
最初にいたのは梅田さん。梅田さんと握手するのは初めてだった。
とりあえず、わけもわからず、がんばってくださいと言う。
返事も聞けないくらいで、次のこじはるさんへ。こんなに高速だっけ・・・
小嶋さんにも応援してますの一言のみ。返事はもらったか定かではない。
これだけ最近何度も握手してて今更小嶋さんに初歩の初歩である「応援してます」の一言しか言えないのかと一気にテンションが下がる。
色々会話は考えていたが、どうみてもそんな会話やりとりできるスピード感ではなかった。
そりゃ、これだけ高速で流せばどんなに来たってすいてるわけだ。
もう帰りたい・・・一気にそんな気分になった。
今日は、卒業メンバー3人の最後の握手だし、混雑が予想されたので普段より早く流すように指示でもあったのかもしれない。それくらいの勢いだった。
それでも券はまだいっぱいあるので握手券に交換すべく並ぶ。外には見たことがないほど並んでいた。
いつも1回握手したら終わりのような一般ファンも多いのでそこで多少減るものだが
今回はみんなループが当たり前のように並んでいる。外でこの行列に並ばされるのも結構きつい。
なんとか残りの券もみんな握手券に交換し再入場する。
もう25000番まで呼ばれていたが、やはり篠田さんだけまだ6000番だった。
次は誰に行こうか・・・一通り全部行く予定ではあるかとりあえず空いてるところからにしたい。
空いてるのは小嶋、たかみな、渡辺あたり。ぱるるや研究生は結構混んでる。
篠田はもちろん、板野、大島もかなり混んでる。
とりあえず、ぱるる行っておくか。
そう思って並んだ途端にぱるるレーンが休憩になった。ついてないものだ。
しばらく待つとぱるるレーンもものすごい行列になった。
ぱるるには、やっぱり最近話題のミスドのCMの話したいな、そんなことを思っていた。
小休憩も終わり開始される。
中に入るとそれはもう悪夢だった。
最初の加藤さんに適当にがんばってくださいと言ったものの、次の川栄さんには「がんばって」が精一杯。
くださいを付ける余裕もない。最後のぱるるに至っては、手を軽く握ったかどうかで一言もしゃべれずにあっという間にに流された。塩対応からの脱却を目指しているぱるるなので、確かに笑顔でかわいかったが、
そもそも、こんな高速じゃあ塩対応も神対応もあったもんじゃない。
なんだ今日は・・・この2回の高速握手で気持ちは萎えてしまった。
外でガッカリしながら10分くらい座って休憩した。どうしようか、もう1枚のこの握手はやめて
最後のまとめ出しだけにしようかなぁ。それくらい実りのない握手だった。
そうは言っても、まだ券はかなりある。
これ全部こじはるさんにまとめ出しするほど長時間トークする自信もない。
少しは使わないと・・・篠田さんと板野さんもやっぱり最後だし1回は握手しておきたいし・・・。
乗らない気分のまま、もう一度会場へ向かう。
篠田レーンは相変わらずものすごい。板野レーンは少し落ち着いてきたようだ。
どこ行こうかなぁ・・・なぜかかなりすいてるまゆゆレーンでも行ってみるか。
中に入ると今までとはちょっと違った。前にいる人たちの流れでわかるものだ。
前の人たちが一人一人一瞬ではあるが立ち止まって一言でも会話をやりとりしている。
これならちゃんと話せそうかも・・・。最初にいたのは入山さん。最近お気に入りの子だ。
ベ「今日も美人ですね〜」
入「本当ですか〜ありがとうございます〜」
別段なんともない普通のやりとりだが、これが3周目にしてしたまともな会話になった。
次のまゆゆ
ベ「新曲かわいいね〜」
ま「やったー!」とガッツボーズをしてバイバイもしてくれた。
これぞアイドルの対応。なんか一気にテンションが上がった。
あんな元気にかわいく「やったー!」なんて言うのが似合う女の子はそうはいない。
あー、そうだよなぁ、全握がいくら高速って言ってもこれくらいのやりとりはできたよなぁ。
なんとなく感覚が戻ってくる。最初の2回の高速はなんだったのか。
やっと気分も上がってきて会場に戻るも、ここで全体休憩となった。
まだ3枚しか使ってない。気分が落ちて休憩してたせいもあるがペースが悪い気がした。
とりあえず、次は大島優子に行こう。そして、板野、篠田と混んでても1回はいっておこうと決める。
休憩も終わり、外の会場へ向かう。まだ再開前なのだが、握手レーンに振り分ける。
俺は1レーンの大島さんに行く予定なので右端でスマホいじって待っていた。
すると、どこからかものすごい歓声が沸いた。何が起こった?
見てみると建物からメンバーで出てきていたのだ。
研究生たちや、篠田秋元なども出てきてすごい歓声だ。
もしかして、ここすごい特等席なんじゃないか?自分のすぐ目の前をメンバーたちが歩いていくのだ。
握手の時に目の前で会ってますやんとつっこみされるかもしれないが、握手のときとは違う感覚。
歩いている姿を目の前で見るというのは別の感覚だった。
もしかして、これ他のメンバーも出てくるんじゃね?
案の定、1分置きくらいに数人づつメンバーが出てきて目の前を歩いていく。
もちろん、そんな中にも悲しいくらいの現実がある。
人気メンバーが出てこればものすごい歓声が飛ぶが、加藤さんが一人で出てきたときなどは本当にシーンとしていた。あまりに静かなのでスタッフが出てきただけかと一瞬思った。
そんな中、支配人の戸賀崎さんは柵を乗り越えて入っていった。
そして、一緒に出てきたのは大島優子と渡辺麻友の二人だった。
やはり、この二人は別格なのだろう。戸賀崎支配人自らガードも兼ねて連れていくのだ。
二人とも笑顔で手を振ってくれた。
その後にぱるるも登場。塩対応!などという掛け声も飛ぶ中、ハニカミながらも手を振ってくれた。
あれ?こじはるさんまだ出てきてないよなぁ?もう先に入っちゃってるのかな?
そんなことを思っていると、こじはる〜!という歓声中、最後ににゃんにゃん登場!
握手の時はあまりわからなかったが、ものすごいミニスカートを履いている。
もちろん見えても良いものをはいているのだろうが、おそらく普通に歩いてるだけでパンチラしそうだ。
目の前を歩いていく小嶋陽菜は芸能人だった。半端じゃないオーラ。
がんばって手を振る俺ににこやかに手を振ってくれた。
期せずして良いものを見せてもらった。
休憩後ということももあり、再開時はどこもすごい行列だ。もちろん大島レーンもすごい。
やっと俺の番になる。
ベ「札幌ドーム行くのでがんばってね!」
大「はい、がんばります!」とこぶしを握り締めるしぐさをしながら言ってくれた。
たいした話はしてないがやっと握手会らしくなってきた。
次は板野レーンにむかう。最初ほどの行列はもうない。最後とは言っても卒業発表してからもうかなりたっているからだろう。
べ「卒業しても応援してるからね」
板「ありがとう〜」なんか関西弁みたいな語尾の上がった変なイントネーションのありがとうだった。
元々そんなに握手したことがあるわけじゃないか、これが板野友美との最後の握手になるだろう。
ギャル系は苦手なので本来好みのタイプではないのだが、板野さんは嫌いじゃなかった。
決して媚びることはないが自然体で握手してくれた。
よし、次はいよいよ篠田さんにいこうか。
篠田さんも番号関係なく参加可能になっていた。
しかし、並ぼうと遡って歩いていくも一向に最後尾が見えない・・・
長い外の行列を全部戻ってもまだ最後尾にたどり着けず、その列は建物内まで続いている。
やばいなぁ・・・これに並ぶともう他の握手は諦めなければならないかもしれない。
それくらい圧倒的な行列だった。
篠田さんは卒業を突然発表してから卒業する時期まで期間がかなり短かった。
そのせいで、握手ができる機会も少ないまま今日が最後になってしまった。
全国からこの最後の握手に集まっているのだろう。
普段圧倒的な行列を作る大島優子の20〜30倍は行列できている。
建物の中に入ってもまだ最後尾は見えず、建物の出口から入って入り口付近まで戻ってやっと最後尾だった。
それでも今日が最後だしやっぱりこれに並ぶしかないのだ。並ぶことを決心した。
ひたすら並ぶこと何十分たったろうか。やっと握手会場に近づいてきた。
暇なのだが研究生のレーンからはものすごい声が響いてくる。
研究生もヲタもなにやら大騒ぎしながら握手している。とてもじゃないが新参がいける空気ではない。
そして、やっと俺の順番になった。
これだけ苦労して並んだのだが、そんなにとりわけ話ことがあるわけでもなかった。
べ「卒業しても応援してます」
ま「ありがとうね〜」としっかりバイバイもしてくれた。
とても気さくに、だけど丁寧な対応だった。これだけの行列なのでものすごい高速かと思ったが、しっかりと一人一人丁寧に対応していたのが印象深かった。
板野さん同様に篠田さんともおそらくこれが人生最後の握手だろう。
たいした話をしたわけではないが、これだけ行列でも並んで良かったと思った。
しかし、時間がかなり無くなったのも事実で、まとめ出しも集合がかかり始めていた。
やばい・・・まだ主要メンバー1回づつ回っただけである。せめて2回は行きたかった。
しかも、推しのこじはるさんは最初の高速で終わった1回のみだ。
さすがにこのままではまずい。
急いで小嶋さんに並ぶ。篠田レーン以外はもうかなりすいていた。
梅さんには適当に応援してますと言ってこじはるさんへ
ベ「まとめ出しでいっぱい話そうね」
こ「うん、わかった〜」
とりあえず、中身は薄いが一応会話はできた。1回ちゃんとしゃべっておかないと
まとめ出しでものすごい緊張して終了する可能性が高い。
まとめ出しにもかなり人が列を作り始めていたので、これでもう他は諦めて終わることにした。
小嶋さんへのまとめ出しの20番目くらいに並んだ。
まとめ出しは一人1回しかできない。なので、人気がモロに反映してしまう。
かわいそうだったのには市川さん。レモンちゃんの愛称で人気のはずだがまとめ出しはたった二人だった。
篠田さんだけは別会場で急遽まとめ出し握手をすることになったようで、篠田さん以外がここに集まっている。
とりあえず、100枚以上出す人をまず呼ばれ、二人ほどいた。
次に、一人一人何枚出すか聞かれていく。10枚以上出す人は思ったより少ないのだ。
俺は、予定より全然回れなかったこともあり14枚も余っていた。
1枚3秒としても42秒だ。42秒と言えば短く思えるが、この秒数1対1で話すとなれば結構長い。
相当な会話ネタを考えておく必要がある。
もちろん何個かが事前に考えていたが、それだけでは足りないので今日のネタを入れることにした。
まとめ出しの握手も始まり、早々に市川さんは終了。すぐにかとれなさんも終了した。
この並んでいる間の緊張が半端じゃないのだ。
頭の中で何度も話す内容を繰り返す。こう言われたらどうしようか色々シミュレーションもする。
話す内容を考えていくほうが緊張してしゃべれなくなったり事故るという話も聞くが、そんな臨機応変にできるほどのスキルはまだない。
いよいよ順番が近づいてくる。幸い、先々週に個別握手会も行って何度も長めのトークはしていたので、少しは落ち着いていた。係員に券を渡し、中に入る。
前の人は10枚だった。30秒くらいそこで待つことになる。
警備員のおじさんが俺に話しかけてくる。
お「札幌の人かい?」
べ「はい」
お「そうかい、なんかそんな気がしたんだ」
べ「そうですかね?」
お「14枚もすごいね〜いっぱい買ったんだね」
べ「まぁそうですね・・・(苦笑)」
なんで俺はこれから本番のこじはるさんとの握手の前にこんなおじさんと握手会みたいな会話してるんだ!
そんなことを少し思いながらも多少緊張も解けたことを感謝した。声を出しておくのが大事なのだ。
前の人の30秒は待ってると結構長い。ちょうど同じブースで握手をしていた梅田さんの握手が終わり、次の人を待っていた時、俺と目が合って笑顔で会釈をしてくれた。梅さんいい子ですやん。
そして、俺の番になった。まずは、今日のネタから入ることにした。
べ「おつかれー」
こ「あー」
べ「メロン美味しそうだったね〜」
こ「うん、すごい美味しかったよぉ〜」ググタスにメロンの画像を上げていたので言ってみる。
べ「さっきのさ、札幌ドームのCMやつ、にゃんさん何の動物やってたん?」
さきほどの企画で小嶋さんは何の動物をやっていたのかよくわからないと話題になっていたので聞いてみた
こ「何だと思うー?」まさかの逆質問
べ「カエルかうさぎかな?」
こ「あ〜、当たり〜!うさぎだよ」
べ「なんかしゃがんでて分かりにくかったよ・・」
こ「えー頑張ったのに〜」
べ「昨日の音楽の日の新曲の歌詞うる覚えじゃなかった?」
こ「なんかわかんなくなっちゃった〜、ばれた?」
べ「うん、目が泳いでたし・・」
べ「そういえば、モンドシャルナのゲート試験うかるといいね〜」ここで大好きな競馬の話。
こ「うん、秋デビューだから応援してね!」
べ「ウマズキの企画は次は馬連にしたら?」
こ「えー、馬連なんて当たってもうれしくないし〜」
べ「そっかぁ(苦笑)、じゃあ、次は札幌ドームいくからね!」
こ「きてくれるんだ〜バイバイ〜」
やばい・・・思った以上にちゃんといっぱいしゃべれた・・・
過去最高にちゃんと話せた。こんなに友達だったっけってくらいフレンドリーだった。
なんだかんだで周りきれずに券いっぱい余ってしまったおかげでこんなに長く話せたのだ。
色々あったがやっぱりちゃんと最後にいいことはあるのだ。
最初の2周終わった時にはもう帰ろうかとすら思ったが、最後まで頑張って本当に良かった。
ここ最近先月の全握、15,16と個別、今回と結構立て続けに握手に行ったせいか
もしかしたら、少しなんとなくでも顔を覚えてもらったかもしれない。
気のせいかもしれないが、そんな会話やそんな雰囲気を感じた。
実はこの後、俺は手術を控えている。
基本的にはそんな命にかかわるものではないが、悪性の場合や後遺症の可能性も少しあるそうだ。
にゃんさんとの楽しい握手ができてもう思い残すことはない。
それくらい幸せなひと時だった。
AKB48 「さよならクロール」 劇場盤 大握手会 2日目
握手会の二日目だ。二日連続握手行くのは初めてだ。
どうせ1日目で疲れるだろうと今日は昼までしかチケットは取っていなかった。
ただ、今日は1部から4人もある。ダメ元で申し込んだやつが全部当たったのだ。
回りきれるか心配だが、まずはこじはるさんに並ぶ。
今日も本命こじはるさんの1部に3枚からスタートだ。こじはるさんとの握手はこれが最後だ。
ネタはちゃんと前日に考えてあった。馬名についてだ。
俺「おはよ〜」
小「おはよ〜」
俺「モンドシャルナいい名前だね〜」
小「でしょでしょ〜」
俺「うん、かっこいいしにゃんにゃんらしい」
小「ありがと〜」
俺「競馬ファンのサイトでも評判良かったよ」
小「へぇ〜そんなサイトあるんだ〜良かったぁ〜」
ここまでは順調だった・・・ここまでは・・・
俺「ぎゃご・・・」
ここにきて急にてんぱり出す俺、急にノドが開かなくなった。思いっきり噛んだのだ。
小「え?なに?なに?(笑)」
小嶋さんは笑っていた。
俺「ごめん、バイバイ〜」
俺は言うのを諦めた・・・流されていく俺をみながら
小「え?いいの?(笑)バイバイ〜」
ものすごくかっこ悪かったが、にゃんにゃんの1番いい笑顔だった。
今回の握手会で最後の大事なこじはるさんとの握手でこんな終わり方をするとは。
俺は、ベリヲタ時代には現場では何十人とつるんでベジータ軍団などと言われていたが
AKBの現場ではいつも一人ぼっちで活動している。
よく考えるとホテルからこの現場まで一言もしゃべっていなかった。
今日最初の会話がにゃんにゃんだったのだ。もっと声を出しておかねばならなかった。
最初の会話が愛する小嶋陽菜では、ノドも閉まってしまうわけだ。
だが、落ち込んでいる暇はない、1部はまだあと3人も残ってる。
次に、永尾さんに行く。
昨日一度行ってるので少しは気が楽だ
俺「おはよ〜」
永「おはようございます」
俺「ヤングジャンプのグラビア良かったよ」
永「ありがとうございます」
俺「グラビアとか頑張ってればこじはるさんみたくモデル仕事も増えるから頑張ってね」
永「はい、がんばります!」
なんか説教じみた感じになってしまった気がする。永尾さんは相変わらず美人だったが
受け答えも優等生なのでもう少し捻ればよかった。
内容もいまいちだし、今日の俺はダメダメだ。
次は入山さん。入山さんは初めてだ。
俺「選挙おつかれ〜」
入「ありがとうございます」
俺「札幌ドームのユニットにあんにんさん入りそうじゃない?」
入「あ〜新ユニットってやつですか?入れるといいですね〜ドキドキしますね〜」
俺「うん、入ったら頑張ってね!」
入「はい、がんばりますね〜」
あ〜思ったよりすごいイイ!美少女はなぜか冷たいイメージがある。
だけど、入山さんはすごい良かった。向こうからいっぱいしゃべってくれる。
最後に鈴蘭さんだ。
俺「選挙おつかれ〜」
鈴「ありがと〜」
俺「最近ゴルフやってる?」
鈴「はい、やってますよ〜」
俺「俺は全然うまくならないよ」
鈴「がんばって!」
俺「うん」
鈴「ねぇ〜がんばって!」
俺「あぁ・・がんばるよ」
なんだかよくわからない会話だったけど、がんばって!の言い方がかわいかった。
大忙しの1部が終わり、なんだかくたびれてしまった。昨日の疲れもまだ残ってた。
また、外の木陰で休憩する。
2部は二人とっていたが、柏木さんだけにすることにした。
個別の柏木さんも初めてだ、しかも3枚。
さすがにものすごい並んでいる。声がでないという情報があったので、
普段より時間もかかっているのだろう。声がでなくても休まない気持ちはすばらしい。
様子を見ていると1〜2枚はリアクションで会話、3枚以上は必要に応じて筆談するようだ。
俺の番になった
俺「こんにちは〜しゃべらないでいいよ」
そう言うとゆきりんは、紙を手に取った
俺「選挙4位おめでとう〜」
ゆきりんは、ありがとうと口パクしている。
元々ゆきりんは表情やリアクションが良いのだが
しゃべれない分、いつもの2倍くらいのリアクションをしてくれる。
俺「俺ソロコン行ったことないんだよね、札幌だから」
ゆきりんは、う〜んと顔で考えながら何かを言った
ゆ「・・・」
蚊の鳴くような声とはこのことかと思うほど、ゆきりんの声はかすれていて小さかった
俺は思わず聞き返してしまった。最初にしゃべらなくていいと言ったのに・・・
ゆ「ドームツアー・・・」
俺「あぁ、札幌ドームね、行くよ〜」
3枚なのでまだ時間はあった。だけど俺はもういいと思った
表情は明るかったが、やっぱり声は痛々しかった。無理はさせてはいけない。
俺「じゃあ、声よくなるといいね、バイバイ〜」
そう言って、手を離しバイバイをした。
帰ろうとした瞬間だった、ゆきりんは離した手をもう一度差し出してきた。
まっすぐ見つめて差し出す手に俺はもう一度握手した。
そして、口パクで彼女は、ごめんねと言った。
ちゃんとしゃべれなくてごめんねという意味だろう。
俺「え、いいよ、ありがとうね」
今度こそちゃんとバイバイをして別れた。
時間前に気を使って終わろうとした俺にもう一度握手してくれるなんて思わなかった。
ファンの気持ちを掴んで離さないゆきりんのすごさを感じた。
2部も終わり、1時からなにやら横山さんのユーキャンの発表があるらしい。
昼も二人取っていたが、もうなんか握手には満足してしまったし、
5列くらい並んでいて並ぶ気力もなかった。
よく見ると、中央の奥あたりに幕があり、おそらくそこで発表しそうな気配だった。
たぶん、横山さん以外のメンバーも出て何かちょっとしたイベントをやるだろう。
俺はもう握手は諦めて、そっちのイベントに備えることにした。
見やすい位置を確保し時間を待った。
時間になると、誘導されてそのステージ前まで行った。
大島さんとたかみなとぱるるがまず登場しトークが始まった。
しかし、そのトーク内容が全然聞き取れないのだ。
広い会場に響いて何を言ってるのか全然わからない。周りにいた人たちも微妙な空気になっていた。
横山さんが登場し、合格発表。結果はもちろん合格。
くす球を割って、みんなでバンザイをして終わった。
なんとも微妙な内容だった。
握手券を取っていない優子やぱるるを見れたくらいが収穫だった。
これで二日目の終わり。
今日はなんだかしょっぱい内容で終わってしまった気がする。
もう少し上手に会話できるようになりたいなぁ
AKB48 「さよならクロール」 劇場盤 大握手会 1日目
久々の個別握手会。今回は投票券もついてお得だったので迷わず参加を決めた。
例のごとく格安飛行機のLCCのエアアジアで前日入り。
ノープランで行くと本番にてんぱるのでかなり早めに起きて話す話題を考えておく。
各ファンスレなどを覗いてそのメンバーにどんな話題がいいかチェックし、ネタを決めてメモしておいた。
幕張メッセに着いたのは8時半頃。既にかなり集まっていた。
まずは、こじはるさんに並ぶ。いきなりの本命の3枚出し。
いつもながら最初の握手はものすごい緊張する。列はまだそれほどでもなく2列くらいだった。
9時を過ぎてもこじはるレーンはまだ始まらない。となりの柏木レーンなどはもう始まっていた。
20分くらい過ぎてようやく開始。
選挙が終わって最初の握手会。おそらくほとんどの人は選挙の話になるだろう。
まぁ1部の最初のほうだからまだ選挙話に飽きるほどでもないだろうし
やっぱり最初はこの話題をしないと始まらない気がした。
俺「選挙お疲れ〜」
小「ありがとぉ〜」
俺「9位はおめでとうでいいのかな?」
小「う〜ん、まぁまぁ、かなぁ?」
俺「速報やばかったし850票くらい入れたよ」
小「え〜、すご〜い!指疲れそぉ〜」
この返しが小嶋陽菜なのだ。たくさん頑張って投票した返事は、「指が疲れそう」なのだ。
この返事に嫌な気分にさせないのだ。むしろ喜びなのだ。
しかし、ここから少し一変する。
俺「あぁ・・まぁね。来年は速報でもがんばるよ!」
小「え〜、次はもうないよ」
俺「え?」
一瞬意味がよくわからなかった。
小「言ったじゃ〜ん、次はないって」
俺「そうだっけ・・?わかった、じゃあまたくるから」
小「ばいばい〜」
握手が終わった後、少し呆然とした。なんか、すごいこと言われた気がした。
直接に来年の選挙はもうでないと言われたのだ。
確かにそれっぽい発言はあったが、選挙でのスピーチでも来年あったら速報でも入れて欲しいという
話もしていたので、もう出ないと決めていたとは思わなかった。
最初のわりにちゃんとにゃんにゃんと会話できた喜びもありつつ、なんとも言えぬ不安も感じた。
もしかして、卒業するんじゃ・・・?話の流れからそう思うのもしょうがないはず。
もやもやした気分のまま、次のぱるるに並んだ。
1部のせいかどこもそれほど大行列というわけではない。多くて2〜3列だった。
ぱるるは、俺の宿敵とも言える相手。俺が撮ったぱるるとの塩写メは伝説となった。
握手はしたいが、たぶん完敗するので1枚だけ取った。顔を見るだけの気分だ。
俺「選抜入りおめでと〜」
ぱ「ありがとうございます」
俺「来年は一桁目指してがんばってね」
ぱ「はい、がんばりますよ〜」
文字にするとなんてことはないただの平凡な会話。だけど、今日のぱるるは違った。
それは、すごく笑顔だったことだ。そして、会話にも感情がこもっていた。
死んだような目で無感情で話してるぱるるとは別人だった。
塩からの卒業を宣言していたそうだが、本当に変わったと感じた。
同じ会話でも笑顔かどうかだけで全然違うのだ。そして、笑顔のぱるるはものすごくかわいかった。
このことは、他でも結構話題になっていたようだ。みんながぱるるの変化を感じたのだ。
これが、もしずっと続けられるなら本当に近い将来1位になるだろう。
あぁ、こんなぱるるならもっと枚数取ればよかった・・・ぱるるの握手は今回これが最初で最後だった。
とりあえず1部は終わったので会場を散策する。
板野さんがまだ始まらないらしくものすごい渋滞になっていた。
そして、2部が始まった。
まずは、こじはるさんに並ぶ。今回は1枚だけ。
さっきのことがまだ頭から離れない。やっぱり直接聞くしかないよなぁ・・・
俺の番になり、思い切って聞くことにした。
俺「さっき、来年はもう選挙でないって言ってたけど・・・」
小「うん」
俺「・・・卒業はしないよね・・・?」
小「今年はしないです」
小「うん、今年中はしないよ」
ものすごく真剣な顔でそう2回言った。
俺「そっか、良かった」
1枚の短い時間なのにすごく重苦しい空気に感じた。
握手であんな真剣な顔のにゃんにゃん初めてみた。「今年」というワードにも意味を感じた。
もう何かを決意しているのか、それともものすごく迷っているのか。
もうこの話はやめておこう、そう思った。
次は、まゆゆと3枚だ。まゆゆと個別握手するのは初めてだった。
全握では経験あるけど初めての握手はすごく緊張する。
正直まゆゆと話すネタに困っていた。しょうがないのでまゆゆのスレをスマホで見ながら並ぶ。
ふ〜む、4枚目のシングル「ラッパ練習中」がでるのか。これにしよう。
俺「総選挙3位おめでとう〜」
ま「ありがとうございます」
俺「4枚目のシングル出るんだってね」
ま「はい、そうなんですよ〜」
俺「ちょっと変なタイトルだよね〜」
ま「でも、曲はかわいいんで期待しててください!」
俺「ラッパ練習してるの?」
ま「さぁ〜どうでしょう?お楽しみってことで」
この辺の言い回しがまゆゆっぽい。
俺「じゃあ楽しみに待ってるね」
ま「はい、バイバイ〜」
なんだろう、アイドルの見本のような受け答えだった。
しゃべりも表情も内容もアイドルの中のアイドルだった。
大満足で2部も終わった。
2部あたりから人もかなり増えてきてものすごいことになっていた。
昼も2人取っていたが、少し疲れてきたので休む。
少し休んで、HKTの兒玉さんに並ぶ。かなりの行列になっている。
正直話すネタはない。定型の選挙話にしようと思う。
俺「選挙37位おめでとう」
は「ありがとうございます〜」
俺「あのスピーチ良かったよ」
は「本当ですか〜うれしいです」
俺「俺札幌だからHTKあんまり見れないんだ」
は「あぁ〜遠いですね・・・」
俺「まぁ遠くから応援してるからね」
は「ありがとうございます!」
まぁなんてことはない会話だが、収穫はあった。
兒玉さんは、もっと幼くてかわいらしいイメージだったんだが
実際みるとものすごい美人系だったのだ。この子は、成長したらもっとすごくなる、そう確信した。
足の疲労が限界になったので、昼もう一人はパスして休憩することにした。
会場内で座って休める場所がないので、外に出ると木陰に座れるところがあった。
ここが妙に居心地がいい。風が気持ちよく一度座るともう動きたくなくなった。
飯も食ってないが動くのも面倒だ。ここで結局2時間くらい座っていた。
3部はもう始まっていたので、3部も二人取っていたがこじはるさんだけ行くことにした。
もう人が多すぎて半端じゃない。今回も1枚だけ。今日3回目のにゃんにゃんとの握手だ。
もうシリアスな話はしないと決めていたので、どうせ1枚で短いし大好きな競馬話にした。
俺「今日馬名の発表だね〜」
小「うぅん〜そうなの〜」
俺「いい名前つけれた?」
小「うん!すごいかっこいいからビックリすると思う〜」
俺「そうなんだ、楽しみ」
短いやりとりだったけど、楽しく話せた。ちょっとほっとした。
やっぱり、にゃんさんは競馬の話が1番いい。
4部も二人。これで今日は終わりだ。
まず、川栄さんに並ぶ。そこまで混んではいなかった。
中に入ると川栄さんは下の見ながら何やらフラフラをステップを踏んでいた。
やっとこっちを見ると握手をしてくれた
俺「選挙25位おめでと〜」
川「ありがとう〜!」
ぬ?なんかイメージが違うぞ?
ありがとうございますみたいな感じではなく「おいっす!」みたいな
体育会系の挨拶のような言い方の「ありがとう!」だった
俺「今日はハステとワステはいないの?」
川「いな〜い!」
投げ捨てるように言い放つ。
俺「そっかぁ握手してみたかったなぁ」
川「いな〜い!」
俺「じゃあ、あの決めセリフ言ってもらってもいいですか?」
川「ウソダロウガ!」
音程が一定で宇宙人の片言のようなウソダロウガだった。
俺「ありがとう・・・バイバイ・・」
川「バイバイー!」
もうすべてがやけっぱちに言い放つように言ってくるのだ。
会話というより一つの単語を叫んでくる感じ。
こんな子だったっけ?ちょっとあっけに取られつつ、
まぁ最近忙しいだろうし俺と同じような話ばっかりされてるんだろうなと思いやった。
気を取り直して最後は永尾さん。永尾さんも初めて個別握手する。
以前、全握でこじはるさんと同じレーンにいた時に、何度か回るうちに永尾さんもいいなと思ったのだ。
俺「選挙35位おめでとう〜」
永「ありがとうございます」
俺「個別は初めてきました」
永「はじめまして〜」
そう言いながら深々とお辞儀をした。あぁ、いい子だなぁ、そう思った。
俺「札幌の全握でファンになったよ」
永「そうなんですか、うれしいです」
俺「じゃあまたね」
永「バイバイ〜」
とにかく美人でいい子だと思った。好きになった。
これで1日目の握手会は終わった。
AKB48 UZA全国握手会イベントin北海道のレポ
約5ヶ月ぶりに北海道でAKBの全国握手会があった。
いつも通り北海道の消化は後回し。もう次のクロールさんの発売日になるというのに
so long、永遠プレッシャー、UZAと3つも前の握手会を今やってる現状。
まぁ、遅くてもやってくれるだけいいとするか。他の支店は北海道来ないしね。
12時半開始なので30分前くらいに行く。
バス停で待っていると女子高生15人くらいの集団に囲まれてちょっとドキドキ。
みんなAKBいくのかなと思ったら途中の駅で降りたので違ったようだ。
会場に着き、整理券に引き換える。スタンド席だった。
まぁ結構遅めに着いたのでしょうがないかとスタンドに向かうと予想外に良い席だった。
前回はアリーナの後ろのほうだったが正直顔もわからないくらいしか見えなかった。
今回は、スタンドでステージの真横だったので結構よく見える。
そして、何より座っていられることの幸せ。アリーナでずっと立ちっぱなしはきつかった。
客入りはほぼ満員。右側は空いているように見えるがステージ裏になるのでいないだけ。
時間になって注意事項のアナウンス。声は柏木ゆきりんさん。
少したってメンバー登場でUZA,会いたかったと歌った。
小林茉里奈さんは登場し、今回はMCをするとのこと。彼女はアナウンサーを目指してるそうだ。アナウンサー目指してるのにAKB入る意味あるんかな?と思いつつも
まぁ、モー娘の紺野みたいな例もあるからそれもありなのかな。
今回の企画は、大抽選会だそうだ。
その商品とは!札幌ドームコンサートのチケットを1組48人御招待!!
ん・・・?
1組48人ってなんだ?最初普通に48人当たるのかと思ったが
よく聞くと1名だけ当選してその1名の知り合いを48人まで招待するというのだ。
AKBらしい突拍子もない企画と言えばそうだが、会場も一応盛り上がってはいるものの
内心「?」な雰囲気だった。
学生さんならクラスメイト全員、会社員なら社員の方全員でも呼べちゃいますよとMCの小林さんがアピールするものの、そんなに呼べる知り合いいる人っているんかね?
もし、俺が当たったら誰呼べるだろうか?
頭でちょっと考えてみたももの結論は「誰もいない」という悲しいものだった。
そんな、いいのかよくわからない商品を賭けて、まず会場を3つのブロックに分け
その代表者をAKBから選び、いっせーのせーゲームで勝ったメンバーのブロックから
抽選で3人まず選ぶそうだ。
いっせーのせーゲームの呼び方を、ユビスマと呼ぶかどうかで多少揉めつつ
まずは代表をクジで選ぶ。選ばれたのは、柏木、総監督、川栄の3人。
くしくもバカセブンの3人ということもありバカネタで盛り上がる。
そもそも数をちゃんと数えてこのゲームできるのかというバカにし合いが始まった。
俺のブロックの代表は総監督だった。
それぞれアピールをして会場を鼓舞しゲーム開始。
川栄さんが時計回りをよくわからなくて止まってしまうハプニングもありつつ
川栄さんはまず片手抜けて、次に柏木さんも成功、総監督も成功でイーブンに。
最後は柏木さんが抜けて勝利。
柏木さんのブロックは女子、家族連れのブロックだったので女子から歓声があがった。
そのブロックから3名が抽選された。女子2名とお父さん一人だった。
お父さんはメンバーにビッグダディと早々にあだ名をつけられていた。
準備ができるまで、曲を歌う。言い訳、大声、掌。
歌い終わると、先ほどの3名がステージに。
簡単に名前と推しメンを聞く。
推しメンは、女性が篠田さん、次の女性が板野さん、お父さんはなんとまゆゆだった。
それぞれ言われたメンバーはありがとうと駆け寄って応援し最後はジャンケンで決める。
ジャンケン女王のぱるるも加わって、4人でジャンケンをする。ぱるるが勝つと会場みんなにチャンスがくるらしい。これじゃあ、抽選当たった3人は完全アウェーだ。
みんな、ぱるるを応援する。
そんな空気にも負けず、勝ったのはまゆゆ推しのビッグダディ。
まゆゆから直接1組48人チケットを受け取って終わった。
その後、研究生の紹介があって、握手会へ。
俺は7000番台なのでかなりの待ち時間だ。パンを食べながらぼんやり眺めてる。
最初は、女子、家族連れブロックからのせいか、それとも卒業するからなのかわからないが
板野レーンがものすごい混んでいる。後はもちろん大島レーンなども混んでる
研究生レーンは、オープンレーンでアリーナの人からは近くからモロ見え状態。
かなり待ったがスタンドでイスに座って待っていられる幸せを感じた。
次の全国握手会も遅めにいってスタンド狙いにすることにする。
今回用意した握手券は22枚。
とりあえず10枚は最後、こじはるさんにまとめ出しする予定なので12枚で一通り回ってみようと思った。その際、同じことを言ってメンバーごとに対応の違いを見てみようと思う。
今回言う定型文は「選挙で投票するので頑張ってください」
まぁごく普通のセリフ。
そもそも全握は超高速なので1会話するのが精一杯。
ただ、1レーンに2〜4人いるので、二人ともにこれを言うとちょっと気まずい。
高速ではあるが、隣の子に言った言葉を結構聞いてる。
自分にも隣の子にも投票するっていってるぞと思われると気まずいので、メインの子だけに言って後は、普通に応援してますとだけ言った。
最初はもちろん、こじはるレーン。正直結構すいていた。
入ってちょっと戸惑った。藤江さんのほうが先に立っていた。
同じレーンに2名いるとき、最初にいる子より後にいる子と長く話すのはちょっと難しい。
藤江さんは対応のいい子だけど頑張ってください、ありがとうございますの定型分で終わり
小嶋さんに決めてきた定型分を言ってみる。
正直お疲れ気味なのかテンションは低めだった。昨日も夜遅くまで仕事をしてからの、今日当日北海道入りなのだが、「わぁ〜、ありがとう」と言ってくれた。
この、ありがとうなどの前に、わぁ〜と付くのがこじはるさんの口癖なのだ。
いつものにゃんにゃんだ。こんな感じでこの定型で他も回ってみる。
1レーンの大島さん。ここは今回大島さん一人だけのレーン。定型分を言う。
「ありがとうございます」言葉は普通だが、軽く頭を下げながらすごく気持ちのこもった丁寧な言い方。最後までしっかり見てくれる。
いつも思うが、この丁寧さにすごく良い気分になる。
入ってきた人を見て、握手しながら会話をし、出ていくほうまでしっかり見てくれる。
次に2レーンのまゆゆ。ここも入山さんが最初だったので応援してますと一言いって
まゆゆに定型分。「ありがとうございます」個人的にちょっと変なテンションのまゆゆだと思った。
握手を終えて、次に向かおうとした時、見覚えのある顔の男性がいた。数人を握手もしている。支配人の戸賀崎さんだった。俺もよくわからないまま握手をしてもらう。
ただ、せっかく、今まゆゆと握手したばっかりだったのに、こんなおっさんと握手して上書きされてしまったことを少し後悔した。
次に柏木さんのレーン。なんかビラを配ってる人がいたがもらえなかったので何のビラかはわからなかった。柏木さんにも定型文。「本当ですか〜うれしいです!」
おっ?なんかちょっと違う。最初から最後までかなりしっかりしてくれる。隣の加藤さんに影響がでそうなくらいの範囲まで見てしゃべってくれる。
やっぱ、握手の対応でここまで上り詰めただけある。最近そんなに対応良いという話はきかなったけどやっぱりすごいね。こんな一瞬の握手だけで、なんか色々あったけど全部許せる気分になった。
次は篠田さんのレーン。篠田さんと握手をするのは初めてだった。
定型文には「本当に?ありがとう〜」なんか気軽に話せるお姉さんって感じ。
フレンドリーで丁寧な印象。角度は20度くらいだけど真正面でしっかり見てしっかり握手してくれる。次の高橋朱里さんは、例のごとく頑張ってねと軽く言って帰ろうとしたその時。
なんかものすごい真面目な表情をして目で訴えてくる。怒っているのかと思うほどだった。
篠田さんの会話を聞いて自分にも投票してくれということなのだろうか、簡単に手を離してくれず必死に目で訴えてくる。勉強不足でこの子がどういう子なのかよくわからなかったので、苦笑いをして帰ってしまった。ただ、ものすごく印象には残った。応援したくなった。
ここで、いったん残りの券を握手券に交換しに外にでた。
外には人だかりができていた。なんと先ほどの戸賀崎さんが記念撮影会をやっていた。
とりあえず1枚撮って戻った。
戻ってみると握手会はいったん休憩のようで止まっている。
研究生がでてきてライブがはじまった。思ったよろかなり盛り上がっている。
終身名誉研究生の松村さんのMCで研究生タイム。
さすがに経験値が違うのか仕切りも上手だ。
1人1分のアピールタイムが与えられて一人づつアピール開始。
その様子は松村さんのぐぐたすに動画があるのでそちらをみてもらいたい。
なんと言っても注目はHKTの研究生の谷真理佳さんだ。
動きも声も半端じゃない。そもそも握手会の時からすごかった。
どこにいても、ものすごい奇声のような声が聞こえてくるのだ。それが彼女の声だった。
正直、この子は今日初めて知ったがものすごいとしか言いようがなかった。
そんな研究生のライブとアピールタイムが終わって握手会が再開された。
とりあえず、ぱるるのレーンにいってみる。
ここは4人もいるレーンなので他以上に流れ作業だ。
全員に頑張ってくださいと言ってあっさり終わる。
しかし、それでもさすがぱるるだった。塩対応の女王様だ。
一人だけ片手を無造作に出して片手で握手をしてくる。
周りのメンバーはしっかり両手でしている。それでもぱるるは片手でしかしない。
それでこそぱるるなのだ。
前回、小嶋さんと同レーンだった永尾さんがそれ以来結構好きになった。
人気メンバーの添え物のように同レーンにされてる印象もあるが、頑張れば絶対にファンは増える。永尾さんは、こんな短い握手でも最後までバイバイをしてくれることが多い。
それだけで印象がすごいよくなった。
次に板野さんレーンに向かった。たぶん卒業前に最初で最後の握手になるだろう。
定型文を言うと。「ありがとう」と普通に言った。テレビで見る通りの板野友美という感じだった。飾らない。媚びない。だけど、適当にしてる感じでもない。これが板野さんなんだろう。
次はどこ行こうか・・・総監督レーンと研究生レーンはまだ行っていないが。川栄さんと握手したいけど総監督はそれほど推してるわけでもないしなぁ。
研究生レーンは、研究生タイムの盛り上がりの影響か、それとも谷さんの怖い物見たさのせいなのか、1番行列になっている。他のレーンはもう後半なので並ぶこともなくサクサク進む。
たぶん、研究生レーンは流しが少なく6人もいるので一人一人時間がかかるのだろう。
オープンレーンでさらし者にもなるので行くのは躊躇した。
よし、1番印象の良かった柏木ゆきりんにもっかい行こう〜!
ここで俺はちょっと嘘をついてみることにした。
たぶん、ゆきりんファンには怒る人もいると思うが許してほしい。
その嘘とは、選挙で300票入れると言うことだ。
たくさん入れると言ったらどんな返しをしてくれるのか?
100なら結構いそうだし、500や1000なら嘘っぽい。
柏木さんのところに行き「選挙で300票いれるから頑張ってね」
気軽についた嘘だった。しかし、反応はすごかった・
目を大きく見開いて「うそ!まじで?そんなにいっぱい!」
もう俺は次の加藤さんの前に流されているのに握手の手は握ったままだった。
大口顧客は逃さないぞというプロ根性なのだろうか。
あまりの良い反応に「うん・・・だから頑張って」と言った。
とっくに加藤さんの前にきて、そのやりとりを見ていた加藤さんは苦笑いでそのまま終わった。今振り返ると申し訳ないと思うが、その時はあまりに良い反応だったのですごくテンションが上がった。
そして、すぐさま柏木レーンにもう一周向かった。
サクサク流れる中すぐにもっかい行ったこともあり。俺をみるとすぐにわかったようだった。
「さっきの300票は速報でいれるね」と嘘を重ねる。
「そんなにたくさんありがとうね・・・」さっきとは違い少し申し訳なさそうな表情だった。
もうこれ以上はやめよう。申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
確かに数百票用意はしているが、これはほとんど小嶋さんに入れる予定だった。
300は無理だが、そこから少し柏木さんにも入れようと思う。
俺の嘘であんなに驚いて喜んでくれたせめてもの罪滅ぼし。
そして、実際ゆきりんがもっと好きになった。
その後は、数レーン軽く回って。まとめ出しの時間になった。
券は12枚残ったので、全部こじはるさんに使う。36秒の握手だろう。
前回と違ってまとめだしが浸透したのかかなりの人数がまとめだしに残っていた。
小嶋、藤江レーンのまとめだしは意外にも藤江さんのファンも多くビックリした。
まとめ出しと言っても2〜3枚の人が結構多かった。
10枚以上出してる人はそんなにいない。待っていると既に始まっている谷さんの声が響き渡る。恐ろしい研究生だ。
そして、やっと俺の番だ。この時期なので選挙の話はやっぱ必須だろう。
まずは軽く競馬の話をする。
こんにちは〜明日のオークスの予想もう終わった?
「うん。もう決まったよ〜」
本命は?
「え〜と、なんだっけ」
俺のお勧めはクロフネサプライズだよ〜
「あ〜クロフネサプライズはちゃんと入れたよ〜!」
「でもね〜アユサンは外しちゃったぁ」
そうなんだ〜今度こそ当たるといいね!そんな話をしてるうちに少し焦る。
やばい、このままだと競馬の話だけで終わる・・・無理やり選挙の話をする。
そういえば、もうすぐ選挙だね
「うん」
投票券○百枚くらい用意したよ。全部にゃんにゃんに入れるからね!
「本当〜すごい〜!ありがとう〜」
聖誕祭の日が速報の日とかぶっちゃったらしいね〜
「そうなのぉ」とちょっと困った顔。
やっぱり速報に投票したほうがいいかな?
「う〜ん、どっちでも大丈夫〜」
そっか〜じゃあ、競馬当たったらもっと投票するね!
「明日当たるといいね〜」
うん。
「ばいばい〜」
と手を振って終わり。
にゃんにゃんは本当は選挙のほうが大事なはずだけど競馬の話が1番のってくるのだ。
こんなアイドルの握手会で競馬の話をできるアイドルなどいただろうか!
そんなこんなで振り返るとたいした中身のない会話ではあるが
にゃんにゃんとお話もできたので大満足ですべてが終わった。
予断だが、次の日のオークス。
俺がにゃんにゃんにお勧めしたクロフネサプライズはこなかったが万馬券を的中した。
その儲けはにゃんさんの投票券に突っ込むことは言うまでもない。
AKB48ギンガムチェック全国握手会イベントin北海道のレポ
12月2日に真夏のSounds good!のイベが札幌であるのでそれに備えていたのだが、急に11月25日にギンガムのイベントが決まった。
握手券は2日ともどっちも使えるらしい。メンバーも2週連続札幌まで来ることになるわけで、どうみてもかなりな強行日程だ。それだけ握手会の日程を組むのが大変になっているのだろう。
真夏の握手会が真冬に行われるくらいだしね。
そういうわけで、自分も2週連続行くことになった。
握手をするのは、この前のアルバムの2ショット写メ会以来だ
会場は、真駒内アイスアリーナ。結構行くのが面倒な会場だ。
地下鉄とバスを乗り継いで向かう。11時半からイベント開始なので11時過ぎくらいに到着した。
会場の前ではいきなり車が派手に事故っており、これAKBヲタだったらかわいそうにと思いつつ券を引き代える。今回は、真夏とギンガムのどっちの握手券でも参加できるのだが、一応はギンガムのイベントということで、ギンガムの券を持ってる人が優先で入れるようだ。
真夏の券の人は、その後に入場となる。券を引き換えるとアリーナDだった。
おお?アリーナか、やったーと思ったのもつかの間、行ってみるとかなり後ろだった。
スタンディングでかなり後ろというもう正直ステージもよくみえない場所だった。
まぁしょうがない。あたりを見回してみるともう会場はかなり満員だった。
さすがに、人が集まるなぁ。家族連れや女の子、若い子も多い反面、すごいおじいちゃんも結構いた。
できるだけ前のほうに行ってみたがやっぱりかなり遠かった。
そうこうしてるうちにアナウンスがあり、20分開始が遅れるとのこと。軽くブーイングがあった
まぁ、メンバーも当日入りで札幌にきてるわけでそれくらいはしょうがないだろう。
そう思っていたら、またアナウンスで10分遅れるとのこと。先ほどより少しざわざわしてきた。
結局10分以上遅れてやっと開始。フライングゲットと真夏を歌った。
ただ、遠くて正直顔もよくわからない。こじはるさんをとりあえず探すも身長と髪型であの子かな?という感じ。ステージも楽しむならやっぱりもっと早くいかないとダメなようだ。
歌い終わると、企画のコーナーが始まった。
お題を3つ、ファンから出してもらってそのお題でコントをするそうだ。
みんな張り切って手をあげている。誰ヲタかわかりやすい人が指されやすい感じだった。
そこの明らかにともちん推しの人〜という感じで選ばれてた。
最初のお題は、雪、とうきび、かっこいい。
とうきびが北海道の方言だから、みんなよくわからないようだ。
とうもろこしをなんか加工したやつですよね?などと言っていたが、とうもろこしの方言での呼び方と知ってみんな勉強になったと言っていた。
このお題でコントをするのは、たかみなさん、永尾さん、ぱるるさん、横山さん。
内容はよくわからないが、かっこいい雪合戦の仕方をたかみなさんがむちゃぶりされるというコントだった。
最後は、スギちゃんのようにワイルドな投げ方をして、実は雪合戦の玉の中にとうきびが入ってるというよくわからないコントだったが、そこそこ盛り上がる。
こじはるさんは、今のところ全くしゃべっていなかったが、司会の峯岸さんに急に話をふられるもしゃべる気が全くなかったらしくマイクさえいれてなかったという面白ハプニング。
2回目のお題は、サッカー、ラブシーン、大好き。
優子さんと板野さんが、大好きなサッカー部の前田亜美さんに告白する内容だった。
前田さんが、おかしなシュートやリフティングをして面白かった。
対決らしく、2回目が勝利し、1回目のメンバーは罰ゲームに。
罰ゲームは、雪まつりのものまね。
よくわからない炎の雪像のまねをしてものすごい寒い空気になる。
その後、大声ダイアモンド、ギンガム、誰かのためにを歌って終わり。
全部終わったあとに実はもう一人きてますと、武藤とむさん登場。
自己紹介したら、誰かが実はとむちゃん今日誕生日なんですと言って祝うことに。
板野さんが張り切ってケーキとりにいってみんなで落とすなよ落とすなよと盛り上がる。
みんなで誕生日の歌うたって終わり。
それから、いよいよ握手会だ。
会場の準備ができ、女性子供から握手スタート。
結構さくさく進む感じ。なかなか列が進まないのは大島さんのレーンくらいだろうか。
自分は5000番くらいだったのでまだまだだろう。準備の良い人たちはこの間にパンなど食べていた。
やることもないので、ぼーっとレーンを見物してた。
2レーンは、まゆゆさんがお休みということで、そこに武藤さんが入ったのだが、さすがに、まゆゆさんの代わりは厳しいようで並ぶ人もかなり少ない。
大島さん、篠田さんあたりが少しだけ並んでいて、後はほぼ待ち時間なしでさくさく進む感じだった。
1時間もしないうちに自分の番号の順番がきた
とりあえずは、まずはこじはるさんのレーンに行く。
歩きを止めることなくさくさく進む。これは握手も短そうだな・・・
前の2〜3人の様子を見るに一言しゃべって終わりくらいの様子。
自分の番もすぐにきて、にゃんにゃんの予想した馬券買ってみたよ〜と言うと
「わぁ、ありがとう」と言ってくれた。小嶋さんはこの返しがたぶん多い。
久々のこじはるさんは、やっぱり美しくかわいらしかったがいかんせん短すぎる。
その後すぐに永尾さんがいて、がんばってくださいとだけ言った。
永尾さんは、予想以上にかわいらしくてバイバイもしてくれた。
ってゆうかマジで高速なんですけど・・・。
ハロプロの高速握手会と比べても遜色ないくらい早く剥がされる。
劇場盤とは別物だった。これは厳しい戦いになりそうだ。
一度、外に出てまだ握手券のある人は、交換してまた中に入る。とりあえず5枚だけ交換して入った。
今回は、ちょっと他の人気メンバーも回ってみようと思っていたので、次は大島さんのところにいってみる。
もう、大島さんのレーンもさくさく進んでいて並んではいない。
あっという間に順番になる。どうせ高速なので話すことなど何も考えていない。
AKBのエース様をとりあえず、握手をして近くで見てみたかった。
大島さんは、思ったよりもかなり小さくかわいらしい感じだった。
俺はとっさに、小さいのにすごいオーラですねと言ってしまった。
「本当ですか?ありがとうございます!」大島さんはニコニコして言った。
別にたいしたことを話したわけではないが、すごく丁寧で気分が良かった。
人気メンバーにはやはりちゃんとした理由があるのだ。
次は柏木さんに行ってみる。こちらもさくさく進む。
柏木さんは、右手を怪我してるとのことで握手は左手ですることになった。
とりあえず定型文の頑張ってください、ありがとうございます、そのやり取りしかしなかったがやっぱり本物はすごくかわいい。グラビアなどでかなり見てるけどやっぱり生のほうが絶対にかわいい。
そして、やっぱり対応が丁寧だ。定型文なのにそう感じさせるくらいなのだから本当に丁寧なのだ。
券はまだいっぱいあるので、もう一度大島さんに行ってみる。
すると、俺の前の女の人がかなりの常連らしく
もう6周目だよ〜きもいでしょ?「アハハハ〜」みたいなやり取りを流されながらしてるので、
俺は、大島さんの前で待ちぼうけ状態になる。握手会でこれが1番きついのだ。
それでも、大島さんは俺のほうをパッとみて切り替える。
俺はもう何か言う時間もないので頑張ってください、「はい、ありがとうございます」の定型で終わる。
それでも、嫌な気分はしなかった。なんだろう、文章にすると糞平凡なやり取りなのだが、表情や、しぐさから本当に一人一人ちゃんと丁寧に対応しているのがわかるのだ。
少しも適当に流してる感じを受けないのだ。言葉にできないこの感じがファンを惹きつけるのだろう。
そして、もう一度柏木さんに行く。
実は、ゆきりんさんに言いたいことがあったのだ。
よくCMをしているGREEのAKBのゲームを自分もやっているのだが
先日、その次のCMに出るメンバーを決めるイベントがあり、自分は柏木さんのチームに入って頑張ったのだが
そのチームがすごいチームで、なんと柏木さんを4位にし次のCM出演の選抜メンバー入りさせたのだ。
チームメンバー8人の自分たちの頑張りで柏木さんがCMに出られるというのは結構なネタになる。
これをどうしても本人に言ってみたかった。
ただ、高速握手会でどう伝えるか・・・1回目はその練習だった。
「GREEのCMでゆきりんを選抜入りさせたチームのメンバーだよ」
「えぇ!本当!」ゆきりんは驚いた表情だった。そうこうしてるうちに俺はもう半分流されている。
そして、ゆきりんは俺に向かってグッジョブの手をして「最高!」と言ってくれた。
短い時間でなんとか伝えれたし、喜んでもらえたのですごいうれしかった。
そして、最後の1枚で小嶋さんにいく。
小嶋さんは後でまとめ出しでいく予定なのでこの高速握手で話すネタはあまりない。
あのぷっちょのCM逆においしいねと言ってみたら。
「でしょー」と言っていたので本人的にもじゃんけんに負けて美味しかったようだ。
こうしてとりあえず、通常の握手は終わった。後は、まとめ出しだ。
ここで少し悩む。
来週もあるので来週の分の券を残しておかねばならないのだ。
残り枚数と相談して10枚まとめ出ししてみることにした。
その合間に、研究生のライブが始まった。
正直誰が歌っているのかよくわからない。
他の人のレポによると
夜風の仕業をゆかるん、逆転王子様をゆいりーセンターverで披露だそうだ。
それも終わり、まとめ出しをする人は1番前のブロックに集められる。
その間にも、通常握手は行われており、みんな何ループもしている感じだった。10枚で10回ループするのと10枚でまとめ出しするのはどっちがいいのかは個人差があると思うが、今日の高速握手を何ループするならまとめ出しのほうがいいと判断した。
通常握手も終わりに近づき、もう同じ人が流れ作業のように何ループもしているだけになった。
そして、通常握手も終わり、まとめ出しの順番になった。
まず、どのレーンでまとめ出しするのか分かれて、その後に、そのレーンのどちらと握手するのかまた分かれる。こじはる、永尾レーンに並んだ俺だったが、意外と永尾さん目当ての人も多かった。
前の人は永尾さんに56枚くらい出していた。
それでも、一人に5〜10人くらいだろうか。まとめ出しする人は思ったより少なかった。
並んでいるとなんかすごい緊張してきた。
高速握手でどうせそんなにしゃべれないと思うと気楽だったが、まとめ出しでたっぷり話せるとなると緊張するものだ。
頭の中で会話の構成を何度もシミュレーションする。
今回、絶対話そうと思っていたのはリクエストアワーの投票曲について。
だいたい予想はついてるのだが、これは絶対本人に聞こうと思っていた。
あとは、ちょうどジャパンカップの結果が出た時間だったので、すぐに結果を調べて、にゃんにゃん予想がどうだったのかをチェックした。
当たっても外れても話のネタになると思い、わざわざ前もって馬券も買っておいた。
前回の2ショット写メ会では、ノープランで言ったせいで会話のネタに困って時間を余らせてしまったので、今回はちゃんと予習としネタを考えておいたのだ。
そうこうしているうちに始まった。俺は、小嶋さん列のかなり前にいた。
枚数を見て1枚3秒計算でストップウォッチ係りの人が後ろにいて、あと10秒ですとか言ってくれる。
俺は10枚なので30秒だ。
ガチウマ外れちゃったね〜と取り合えず今結果の出たばかりの競馬話をふってみる。
「う〜ん、ガッカリ〜」と言いながら、にゃんさんは、片手を目の下でえ〜んと泣くようなポーズしてた。
すごくかわいらしかった。
俺も大外れだよ・・・ジェンティルドンナ勝っちゃったね。
「うん・・・私の予想したの買ったの?」
うん、1万注ぎ込んだよ。
「えぇ〜そんなに〜?私を信じちゃダメだよ〜」
そういえば、リクワストアワーの投票券100枚くらいあるんだけど
にゃんにゃんに聞いてから投票しようかと
「あ〜ハート型で〜」
じゃあ全部それに入れるね
そんな話よりも今は競馬の話がすごいしたかったらしく、食い気味にまたすぐ競馬の話に戻る。
「でね、5着までに私の買った4頭全部入ってたんだよ」
すごい惜しかったんだね
「うん。」
じゃあ来週は当ててよ、また買うからさ
「う〜ん、私を信用しちゃだめだよ〜」
ここで時間になって。じゃあ、また来週も来るね。ばいばい〜
「ばいばい〜」
すごい良かった。うん。大満足だ。緊張してたわりにちゃんと会話できた。
こんなに競馬の話ばかりになるとは思わなかったけど、すごいタイムリーなネタだったのでよかったんだろう。
リクアワの投票の話なんてもう色んな人に何度もしてるだろうから飽き飽きしてたのかもしれない。
なんか、ちゃんとガチウマのにゃんにゃんの予想チェックして、自腹で1万円買っておいて良かった。
前もって話すネタをちゃんと用意しておくことの大事さを改めて実感した。
そして、大満足でニヤニヤしながら帰宅した。
また、来週もあるので頑張ろう!
一人旅最終日
AKBの握手会も無事終わり、ホテルに帰るもなかなか眠れなかった。体はものすごい疲れているのに、気持ちはまだ高ぶっていた。携帯でスレをのぞいたり、他の人の写メを見たりする。
自分が撮ったメンバーとの写メがあると、なぜか自分のものと比べてしまう。俺のほうが近いとか、あぁむこうのほうがメンバー良い表情だとか、比べては一喜一憂してしまう。
中でも自分の島崎さんとの写メは思った以上にすごかったらしく。各所で話題になったり笑いネタになっていた。あのぱるるの塩対応の見本として証拠のように挙げられていた。自分としては、そういう見本として載せたわけではなく、自分自分のスキルの無さを自嘲する意味合いだったので少し本意ではないし、島崎さんに悪い気持ちはない。
結局、ほとんど眠れずに翌日になった。今日は、札幌に帰る日。今日もビッグサイトではAKBの握手会がある。今思えば、今日も参加する予定で日程を組めばよかった。だけど、最初のきっかけはLCCの体験であり、AKBは一つの目的に過ぎなかった。13日丸一日使うのも最初はする予定じゃなかった。それくらいの気持ちだったので13日も14日も行くぜという勢いは当然なく、こんな日程になってしまった。これだけ楽しめるななんて思ってもいなかった。
では、そんなAKBの握手会を行かずにどこにいく予定なのか?自分でも、なぜそんな予定にしたのかわからかった。今でもよくわからない。
「ルミネよしもとで漫才を見る」。
これが、14日の俺の予定だ。AKB握手会を行かずに選択した予定だ。1回生で漫才見て見たいなぁ、確かにそんな気持ちがあった。だけど、13日にAKBを堪能した後の心境はそんなもんどうでもいい状態だった。まぁチケットも予約しちゃってるし、今からAKBいく参加券あるわけでもないし、どうしようもないのだ。そして、そういうときに限って席もいいのだ。なんと2列目のセンター通路席。ライブでいえば神席である。そんな神席で気分ものらないまま漫才を見なければならない。席に座ると確かにものすごい近かった。登場したのは、博多華丸大吉さん、カナリア、麒麟、野生爆弾、アジアンの後に吉本新喜劇だった。やっぱり、生の迫力はすごいし、声がでかい。普通に笑ったし面白かった。普通の旅行なら、大満足だったと思う。
だけど、頭にちらつくのは、今日もこじはるさんと写メ撮ってるのかな〜いいな〜みたいなことばっかり。何で俺こんなところにいるんだろう。終わるとさっさと帰りの飛行機にのる成田に行った。
帰りもエアアジアだ。エアアジアのカウンターだけ1階のはじっこにあった。他はみんな3階だ。
そこの隣で荷物検査を受けて搭乗口に向かう。だけど、そこで気になる張り紙があった。
「この先トイレはありません」えっ?普通はそこを抜けたあとも自販機やお土産屋やトイレはある。
まぁ行くしかないので進むとびっくりする光景が広がった。プレハブみたいな掘っ立て小屋にイスが置いてあるだけなのだ。
屋根があるが壁は一部しかなく、カーテンみたいので軽くふさいであるだけ。全部は塞がれておらず、風が普通に吹き込んできて完全なる外と同じ空間だった。普通に寒い。
ここ空港だよね?空港の搭乗口の待合室がこんなところなんてありえるんだろうか?
数人から明らかに聞こえる声でなんだこれみたいなことを言ってるのを聞いた。まぁ、臨時の建物なんだろう、安いんだしここに何時間もいるわけじゃないし・・・とりあえず我慢して待つ。時間になって搭乗手続きが始まる。この小屋から外の部分を通って屋根だけの建物とも言えないところが搭乗手続きの場所だった。わかりやすく言うと、運動会で役員の方々が座ってるような場所。白い屋根だけある状態のところだ。そこに並んでると間に悪いことに大雨が降ってきた。屋根のない外の部分に並んでた俺はもう濡れまくりだ。無理やり屋根のあるところに入った。雨はますますひどくなる。
搭乗口といってもそこから飛行機に乗り込めるわけではなく、飛行機まではそこからバスでいく。それはよくある光景だが、バスに乗るまでの空間に屋根がないのだ。係員が傘を持ってきて4人くらいで両手で傘をもって道を作っていた。こんな原始的な光景を空港で体験することになるとは・・・。
まぁそんなこともあったが飛行機は普通なので無事に到着。北海道へと帰還した。
文句も言ったがまたたぶん利用する。安さを考えると我慢できるレベルの程度だった。
既に携帯の待ちうけにしている、こじはるさんとの2ショット、その他の2ショットを含めて、それを見るだけで行って良かったと思える旅だった。
AKBの握手、2ショット会
遠征二日目、今日はAKBの握手会で1日埋まっている。どうせいくならいっぱい参加してやとうと結構ぎちぎちに日程埋めたからだ。
AKBの握手会と言っても正直軽い気持ちで考えていた。完全にノープラン。
俺がAKBの握手会に参加したのはデビューした当初の札幌ファクトリーでやってた握手会以来だ。
どんなだったか記憶の片隅にもほとんどない。
なので、実質初参加といってもいい。そんな俺に心強い味方がいた。軍団スレでお世話になっているとんかつさんだ。彼は、アイドル現場は毎週飛び回ってるプロ中のプロだ。
彼と現場で合流し、色々話をきいていくうちに明らかに俺の表情はおかしくなっていった。
まず、なんだこの会場は・・・なんか一人づつ仕切られてる。ここに並んで一人づつ入って握手するそうだ。しかも、10秒くらい会話ができるという。
「ちゃんと話すこと考えてきた?」とんかつさんにそう言われて内心どきっとした。
俺はハロプロの高速握手会しか経験がない。握手したらもう後ろから係員に掴まれて流されるような握手しか経験がない。なので、適当にがんばってねとか応援してますくらいしかどうせしゃべれないんだからと何も考えていなかった。
えぇ・・あの中に入って1対1で10秒・・・そう考えると急にものすごい緊張してきた。
最初はたまたまとんかつさんも取っていた川栄さんに行くことになったが、俺この子のこと何にも知らない・・・週刊AKB見てて明るくてかわいいなと思って空いてる日時のところに1枚取っただけなのだ。話すネタなど何にもないのだ。
ものすごい緊張して咳はでまくるし吐きそうになるし尋常じゃなかった。
川栄さんのレーンはすいてて行けばそんな待たずにすぐ番がきそうな状態だったので、俺が落ち着くまでとんかつさんにも少し待ってもらった。
そもそも、こんな握手会自体3年ぶりくらいでAKBはほぼ初めてで、いきなりあまり知識のない子と握手しなきゃならないのにノープランで来た俺はなんなんだとものすごく後悔した。
なんとか少し落ち着いて、まぁ適当に札幌からきましたみたいな話すればいいんじゃないのってことで、いよいよレーンに向かった。
まず、券と納品書と免許証を見せて、その次に券の枚数だけクジを引くのだ。
そのクジで当たれば握手した後に2ショットが取れ、外れたら握手だけである。
まぁ、今回は1枚だけだし握手だろう・・・2ショットが目的で来たくせに2ショットが当たることはまだ想定さえしてなかった。握手で話す内容考えただけで吐きそうになってたくらいだ。
しかし、そういう時に限って引き当てるのだ。本来大喜びすべきところだ。これが目的だったのだから。だけど、そのときの俺にはそんな余裕などない。
「ええええ、どうすんのどうすんの」と心の中でずっと言っていた。
握手のことをやっと頭で整理してたのにいきなり2ショットなんてマジでどうするのだ。
そうは言っても結構すいてたのでさくさく進む。
なんとか携帯を準備して俺の順番になりカーテンの中に入った。
正直、握手に関しては何にも覚えていない。2ショット撮るくらいのときからやっと記憶がある。
ポーズをどうするか聞かれたので、近づいて撮れるポーズがいいなと言った。
写メの話題でメンバーと離れている写真をバカにされる傾向があるのは知ってたのでそれだけは避けたかった。そんな大混乱の写メがこれだ。
「じゃあ、ハートで」と言われたのでやったこともないハートのポーズをした
今見るとそんな混乱してるとも思えない。普通の出来だと思う。
俺は別にしても川栄さんはすごくかわいく写っている。
とりあえず一戦を終えて少しほっとした。本当に戦いを終えたかのような気分だった。
ここに来てるみんなはそれを楽しみにしてるのに、何で俺はこんな苦しい思いしてるんだと思った。
だけど、撮り終えた写メを見て少し安心した。思ったほど悪くなかった。むしろ、初めてでさっきまであんな状態の人間としては上出来だと思った。ちょっと楽になった。
もうどんな感じか方式はわかった。
1部はもう一つ残っていて鈴蘭さんだ。こっちは張り切って2枚も取ってある。
鈴蘭さんのレーンにいくとものすごい並んでいた。人気あるんだなぁ。確かに俺も彼女は握手に定評があって衣装も凝ってるしポーズも色々してくれるという話だったので取ってみたのだ。
かなり並んでたけど、俺にはむしろ有難かった。その間に考えれる。ゴルフ番組は何回か見たことがあったので、まぁゴルフの話でもすればいいかな。一つでもとっかかりがあると安心する。
無知のノープランがいかに恐怖かはさっき痛いほど味わった。
2枚なので2個クジを引く。まぁこれだけ並んでる人気なんだから当たるわけない。しかし、今日の俺はいつもと違った。これまでの人生でクジで当たりを引いた記憶などほとんどない。
そんな俺がさっきは川栄さんで1枚で当たりを引き、今回は鈴蘭さんで2枚中1枚当たりを引いたのだ。あぁ、また当たった・・・喜びと不安はまだ2:8くらいだった。さっき一度経験したが、それでも不安でいっぱいだった。そうこうしてるいるに俺の番になる。
握手では適当に話した。最近ゴルフを始めたとかスコア140だったとか、認識されてるならまだしも、初めて来たおっさんなので適当な話をした。確かに明るくしゃべってくれるが、まぁ見たこともないおっさんなのでそんなに言うほど釣り師という感じもしなかった。何度かいかないとダメなのだろう。そうこうしてるうちにすぐに2ショットへ。またポーズを聞かれたので、さっきのように近づいて取れるおすすめポーズはないか聞いて見た。じゃあハートにしますかというのでそうすることにした。それがこれだ。対応が良いという彼女のほかの人との写メと比べるとやっぱり物足りない気がする。平凡といえば平凡だ。しかも、ハートに全然なっていない。これはすべて俺に責任があるんだろう。
まぁチャイナ服はかわいかったのでよしとしよう。
あっというまに二人を終え、しかも、写メをもう2枚も撮った。
なんかもう目的も果たしたし帰っちゃおうか・・本当にそう思った。
楽しむもののはずなのに緊張感で苦しかった。
だけど、すぐに思い直す。そうだ、小嶋さんと写メを撮るのが目的だったはず・・・
2部はすぐに始まった。まずは、人気の行列のできてる小嶋さんのレーンに並んだ。
さっきの鈴蘭さんも行列だと思ったが、さすがに大人気メンバーの神7になると並びも桁が違う。レーンの中で何重にもなって並んでる。しかし、その並びが俺に落ち着きを取り戻させた。
やっと周りも良く見えるようになった。今回は1枚なので案の定外れた。
しかし、ここでまた初体験が起きる。今までは2ショットがあったのでそこで時間が消費できた。
今回は握手だけ。会話で時間を使うしかない。
いよいよ俺の番になる。カーテンが開く。前の人が写メだったらしく、写メの立ち位置から戻りならがら、入ってきた俺をみた。やばい・・・オーラが違う。こんな美人を目の前で見たことが無い。今までの二人には本当に申し訳ないが、オーラが桁違いだった。こんにちは〜とお互いに挨拶した後、1秒くらい何もしゃべれなかった。
その間もものすごいニコニコして見てる。やっと出た言葉が、写メはずれちゃったよ〜だった。
あら〜残念!と本当に残念そうに言ってくれる。まぁ、まだあと3,4,5部と取ってるからまたくるねと言って自分から去った。まだ、スタッフに即されてもいないのに帰ろうとした俺に、大丈夫、次は当たるからと言ってバイバイしていた。照れくさそうに軽くバイバイすると、にっこりしてもっと大きくバイバイをしてくれた。
何これ・・・良すぎるんですけど・・・。
正直、人気メンほどもう握手会なんて適当にやってるんだと思ってた。毎週のように握手させられて、今回は誰々が途中で中止したとかいう話ばっかり見てたので、本当はもうやりたくないんだろうなと思っていた。だけど、実際はそんなことはなかった。一生懸命やっていた。
こんなグダグダな俺でも嫌な気ひとつせずに幸せな気持ちにさせてくれた。
さっきまでの苦しい気持ちが一気になくなった。
2部のもう一つは増田さんだった。レーンに行くとやはり結構並んでる。
増田さんは、AKBの中ではかなり前から興味があった。バスケが上手なので、バスケ部だった俺は共感できた。舞台も頑張ってることも知ってたので会話には困らなさそうだ。
今回は2枚取っていたので2枚引く。今まで、全部裏返しになっているクジを引いていた。
オカルトではあるが、当選率が良かったのでまた裏返しのを引いた。2枚中1枚またツーショットだった。自分でも怖いくらいの引きの良さだ。カーテンの前に立つと前の中身は見えないのだが、実は右隣の様子ははっきりと見える。右隣はまゆゆだった。かわいいなぁと見てたら俺の番になった。
中に入るとバスケをまたしてほしいという話と舞台がんばってという話をした。バリバリの関西弁だった。写メが当たったと言うと、やったやん!と関西弁のおばちゃんだった。増田さんはもうポーズを何にするかなど聞いたりすることもなく、ダブルピースをしてスタンバイしていた。しょうがないので俺も真似してピースをしてみる。スタッフの指がフラッシュにかかっていたらしく、それを冷静に指摘してた。
う〜ん。なんとも言えない。もう3回目なのにまだ慣れない。失敗というものはないんだが、これは大成功という感じでもない。まぁ初心者なんだからこれが精一杯だろう。
やっと午前の部が終わった。とんかつさんは、2部が終わると地下アイドルのイベントにすぐに行ってしまった。4部にまた戻ってくるらしい。アイドルイベントのプロはイベントのハシゴが当たり前なのだ。とりあえず会場をウロウロしてみる。グッズ売り場や、一人3分まで運営に意見できるコーナーまである。軽く飯を食って撮った写メを見て時間をつぶす。なんだかんだいっても、既に3枚も写メが撮れたわけで普通にうれしかった。
3部もこじはるさんからのスタートだ。さっきすごい並んだので少し早めにいくも既に大行列だった。今回も1枚だけなのでやっぱり外れてしまった。やっぱり人間は経験が大事である。
さっき一度しゃべったことがあるというだけで、ずいぶん気持ちも楽だし緊張も解けた。
相手は覚えてなんかいないだろうが、こっちはそれだけで楽になった。
また、はずれちゃったよ〜明らかにさっきよりも自然にしゃべれた。え〜残念だね〜と言うので
あともう4枚しかないよと言うと、大丈夫、絶対当たるよと何の根拠もないが断言してくれた。
小嶋さんの言ってる内容はすごい軽いんだけど、フレンドリーでニコニコしててすごく心地いい。
そして、またお見送りのバイバイはこれでもかっていうくらいしっかりしてくる。俺が時間を余らせてるせいかもしれないけど・・・特に内容のある会話をしてるわけじゃないがこれでよかった。
4部もこじはるさん1枚だけだ。小嶋さんに並んで終わって、また小嶋さんに並んでの繰り返しだ。相当熱狂的なこじはるヲタのようだが初参加である。単に1枚づつしか申し込めなかったせいだ。
1枚なので今回も期待できない。人気メンバーの写メの当選確率は6分の1と言われている。それを引き当てるのは至難の業だ。だけど、今日の俺は奇跡を起こすのだ。1枚で見事にツーショットを引き当てた。思わずガッツポーズをしてしまった。このために今日来たんだ・・・マジでうれしかった。あんな美人とツーショットを撮る機会などこの先の人生にもないだろう。クジを引き当てたあとの順番待ちが本当にそわそわしてた。頭の中で注意点を何度も連呼する。携帯のデータ量、レンズは曇ってないか何度もチェックした。この1枚のために東京まで来たんだ。
もう今日で3度目だ。中に入ると。早速、やっと当たったよ〜と報告する。おお〜やったね〜といきなり肩をポンポンとされた。なんだこのフレンドリーさは!そのまま握手もそこそこにすぐに2ショットに行く。札幌からきた甲斐あったよと言うと、よかったね〜とまた背中をポンポン叩きながら所定位置についた。もう3回目なのでさっきまで外れた外れたと嘆いてたのを少しは覚えてくれていたのだろうか。ポーズは〜?と聞くので、こっちからハートでと言った。このポーズのみ公式に触れ合って撮ることが許されるポーズ。わかった〜といってハートを準備していた。ってゆうか今まで撮った時より明らかに近い。くっついてるんですけど・・・ちょっとビビッて俺から顔だけ少し離れてしまった。へたれである。撮り終わった後、俺の背中に手をあてながら携帯を覗き込んで。うんうん頷いて、バイバイまたね〜とお見送りもしっかりしてくれた。
俺の中では最高の写真となった。
左右が同じ人間とは思えない。芸能人とそこらのおっさんという誰の目にも釣り合っていないツーショットだ。だけど、すごいうれしかった。何度も見た。もう目的は達成した。さすがに並びっぱなしで足も疲労困憊だった。
5部は3人もあった。基本2人つづ入れていたのだが、こじはるさんの再販売で当たりここが3人になってしまった。そこそこ混むメンバーばかりなのでとんかつさんにも回りきれるかわからないと相談していた。できるだけ早くまた小嶋さんに並ぶ。もう1日中小嶋さんばっかり並んでる感じだ。今回は、3枚だ。ここが本命だった。ここでなんとか写メを当てたいと思っていた。だけど、写メはさっきもう撮り終えていたので気分も楽だった。そんな時はやっぱり当たらないものだ。さっきは1枚で当たったのに、今回は3枚でも当たらない。世の中そんなもんだ。それだけに、さっきの1枚で当たったことが本当に良かった。全滅してたらもうこんな気分じゃなかったろう。
握手3枚って30秒かぁ・・・無理だ。さすがに少し慣れたとはいえそんなに長く話せるスキルはないしネタもない。
確かドラマやってたよなぁ。薄い知識でなんとか会話のネタを考える。
俺の番になり、とりあえずさっきの写メの話をする。よかったよかったとニコニコしながら何度も言ってた。それにしても一切の疲れを感じさせない。もう5部なのにやっぱり人気がある人は違うなぁと感心した。あとは、めぐたんのドラマが札幌で放送してないから見れないという話をした。そうなんだぁといってたので全国でやってると思ってたのかな。そして、これが今日は最後という話をして、スタッフに即されることもなくギブアップで終わった。最後はありがとうばいばいで終わった。最後まで完璧な対応だった。いつも時間を余す俺が逆に新鮮だったのかもしれない。
休む暇もなく、すぐに島崎さんのレーンに並んだ。結構並んでる。これはたぶん3人目いく時間ないなぁ・・・島崎さんと言えばポンコツと呼ばれ、塩対応で有名だ。俺のような初心者が挑める相手ではないかもしれなが、かわいい子とツーショットを撮りたかったので5部と6部で2枚づつ取った。
さすが今日の俺は引き当てる。2枚で見事にツーショットを引き当てた。
俺の番になり、中に入ると島崎さんはイスに座ってこっちを見ていた。今までみんな立っていたので、ちょっとびっくりした。明らかに疲れていた。ちょっと話したが、はいとちょっとだけ明るく返事をするだけ。そのままツーショットになった。ハートでお願いして撮ってもらった。
これが巷で話題の奇跡の1枚となった。にこりともせず、真顔で死んだような目の島崎さん。
距離もかなり遠い。これが現実なのだ。素人が手を出していい相手ではなかったのだ。
ここまでひどいとむしろ笑えてくる。良いネタができたとむしろうれしかった。ただ。心はボロボロになっていた。6部の島崎さんの券まだ2枚あるけどもう行くのはやめておこう・・・そっと券をしまった。
そうこうしてふと時計を見ると5部の締め切り3分前くらいだった。あ、まだ間に合うのか。3人目の市川さんがまだ間に合うので急いでむかった。市川さんのレーンはもう人はあまりいなかった。
すぐに番になりクジを引く。2枚ひいて1枚当たった。今日の俺はもう驚かない。これで引いた全員と1枚づつ写メを撮っている。大量購入してるわけでもない。奇跡の人なのだ。中に入るとひと際小さい子がいた。市川さんは本当に小さかった。さすがにちょっと疲れていて声も元気はあまりなかった。話す内容を考える時間もなく行ったので、挨拶をして、もうすぐに写メの話をする。何かおすすめのポーズはないかと聞いてみると、やっぱりフレッシュレモンですかねぇ〜と言うので、じゃあそれでと言ってしまった。やばい・・・確かにフレッシュレモンのことは知ってるけど、そんなしっかり振り付け知ってるわけじゃない。どんなポーズだっけ?見よう見まねで最後の指のところだけやってみる。なんとか切り抜けたようだ。疲れてる感じだったので写メ撮り終えてすぐに退散した。
市川さんが小さすぎるので俺がでかく見える。まぁそんなに悪くない写真だとは思う。
6部の島崎さんは棄権することにしたのと、6部で取っていた光宗さんが中止になり、7部で取っていた光宗さんも中止なので、これで俺のAKB握手会は終わりとなった。
とんかつさんと祝勝会をしてホテルに帰った。
帰ると小嶋さんのツイッターで、
「いつもは見れないけど、今日は明日のために東京に泊まる!ってひとはメグたん見てねー」
といツイートがきてたようだ。
俺に向けてというのはさすがに無いとは思うが、俺を含めてたぶん何人かが地方でやってない話をしたのだろう。そうであっても、俺に向けて言ってくれてるんだと今日は思い込むことにして早速テレビをつけた。