ゼロサム理論に見るハロプロのファン移動

恒例になったハロプロと経済学をこじ付け楽しもうというシリーズです
今日はゼロサム理論を使います
ゼロサム理論とはゼロサムゲームとも言うように前に書いたゲーム理論のひとつです
簡単に言えばプラマイゼロって話です
誰かが儲かれば誰かが損をする
いいときもあれば悪いときもある
総和はゼロなんだからプラスがあればどっかに同じだけのマイナスがあるってことです
まぁそんな感じの理論です
ここまで書けばもうタイトルから内容もわかっちゃいそうですね
つまり、ハロプロはもうゼロサムゲームなんです
ハロプロ全体のファン数はもう増加していない
その少ない牌を取り合ってるだけに過ぎないわけです
つまり、ベリーズのファンが増えればモ娘やWなどのファンがその分減っていると言えるわけです
ファンの移動は基本的に古い物から新しい物へ動きます
新しい物から古い物へ移動することは滅多にありません
モ娘からベリーズへファンが移動することはあっても逆はないのです
と言っても中身に新しい人が加わればまた違います
今回小春ちゃんが入ったのでベリーズから小春への移動はあるでしょう
どちらにしてもハロプロ全体のファン数が増加したわけではなく単なる移動なのです
つまり、これから新人、新しいユニットが増えれば増えるほど
モーニング娘あやや、メロンなどのハロプロ内では古参からの移動が起こるだけなのです
しかし、ハロプロヲタにとって実はこれはそれほど問題ではない
本当に問題なのはもっと大きな視点のゼロサムゲームです
つまり、アイドルファンという規模でのゼロサムゲーム
アイドルが好きな人間の数というのはほぼ固定されています
アイドル好きが急増したりいきなり減ったりするものじゃない
そのアイドルファンという規模で見れば
ハロプロ内の移動はゼロサムでもいいが、ハロプロから他のアイドルへの移動は
ハロプロの縮小を意味する
今はとりわけライバルになるアイドル集団は見当たらないが
例えば上戸彩などがいるオスカーがライバルだとすると
オスカーのファン増加はどこか他のハロプロなどのファン減少を意味する
その移動はアイドル業界全体にとってはゼロサムだが、ハロプロにとってはマイナスとなる
UFAは最近そのことを完全に理解し意識している
もうハロプロゼロサムでいいと思っている節がある
つまり、新規ファンの獲得よりもハロプロファンをいかにして手放さないかという戦略なのだ
小さな規模のイベント、ファンクラブイベント、ハワイツアーもそうだ
完全に守りの戦略と言える
ゼロサムをプラスサムにする努力をしないかぎりいつかは崩壊する
例えば、モーニング娘が売れてきた頃のあややの登場はゼロサムではなかった
モ娘ファンがあややに流れた部分はあったとしても、あややは自らのファンを作り出し
ハロプロ全体から見ても大きなプラスサムになった
最初にハロプロを少ない牌の取り合いと書いたが、牌を取る相手がハロプロ内でなければプラスサムになるのだ
となれば、ハロプロ内にいない系統を作ればいい
例えば、美少女お笑い、アイドルバンド、グラビアアイドルなど
とくにアイドルバンドはZONEの解散で空いているポジションである
ZONEのファンを取り込むことができればそれはプラスサムになるのだ
守るよりも攻めよ!
ゼロサムで満足するな!