落選者のFCイベの日のすごし方

落選者にとってFCイベの日ほどつまらない日はない
自分が落選したのは紛れもない事実なわけでそれは受け入れるしかない
しかし、参加者のレポートというもう一つの地獄が待っている
自分が参加できない中でみやびちゃんと80人のヲタのみが
1時間でも楽しいひとときを過ごしている
そして、最後にはじっくりと握手をして一言二言会話もできるわけだ
そんな内容の報告などされてもへこむだけだ
これは単なるうらやましいという嫉妬心だ
好きな女の子が他の野郎どもと楽しく過ごしているのを見て嫉妬しないほうがおかしい
だから、俺はレポートなんて一切見たくない
100%へこむことがわかっていて見ろというほうが無理だ
なので、俺はFCイベのある日が必ず外出している
家にいれば嫌でもネットをしてしまうのでレポも見てしまう
それでも夜には家に帰ることになる
狼を見れば断片的なレポが目に入る
レポは見たくないと言いつつ1番見たがっているのも自分だったりする
みやびちゃんが何をしゃべったのか
みやびちゃんが何を歌ったのか
どんなゲームをしたのか
握手はどうだったのか
気にならないはずがない。知りたくないわけがない
どんな内容だったか知りたい自分と内容なんて聞きたくもない自分
落選者はそんな葛藤と戦っている
たった1枚の往復ハガキがこれだけの勝者と敗者を生み出すのだ