ガッタスとPK戦の思い出

ガッタスを中心にアイドルフットサルの特集した番組があった
正直、俺は去年のスポフェスで見たくらいでたいして興味もなかった
だけど、この番組を見て感動してしまった
ここまで本気でやってるとは思っていなかった
あたりも激しいしテクニックもある
本職がアイドルとは思えないくらい真剣にやっていた
とくにPK戦の緊張感は見てるこっちまで伝わってきた
俺も小学校時代はサッカー少年団に入っていた
全道大会にまで出場したくらいの強いチームだった
俺は補欠のフォワードだった
足だけはものすごく速かったので技術はたいしてないが試合にはかなり出ていた
予選で俺が入れた1点で勝った試合が今でも強く思い出に残っている
中学に入ってバスケ部に入ったのだが
高校の球技大会で事件は起きた
俺は文系のクラスだったので男子がかなり少なかった
球技大会で何に出場するか決めることになったのだが
人数が少ないのでサッカーにするかバスケにするかどちらかに選ばなければならなかった
正直、地味なクラスで運動も得意な人は少ない
サッカーとバスケのどちらも経験のある俺の一存でどちらにするか決めることになった
バスケだと2チームにしないといけないこともあり、俺はサッカーを選んだ
そして、始まった球技大会の1回戦
相手は1年生だった
しかし、結果は0−0
PK戦で決着をつけることになった
俺は5番手
一人目外し、相手の一人目の外し
二人目外し、相手の二人目も外し
・・・・・
結局5人目の俺の番まで味方も敵も全員外すという前代未聞の恥ずかしい試合となった
最後に俺が入れれば勝ちだ
かなり緊張する。黄色い声援も飛んでいる
思いっきり蹴りこんだシュートはほぼ正面
しら〜っとした重苦しい雰囲気となった
結局6人目に相手が決めてこっちが外し一回戦で負けた
PKを12人蹴って11人も外すという試合内容に全員情けない気持ちになった
今でもあのPKを蹴るシーンが悪夢として出てくる
自分の話が長くなってしまったが
ガッタスのメンバーは普通のサッカーゴールの半分くらいの
大きさしかないゴールに次々PKを決めていった
PKは技術と同じくらい気持ちが大事だ
あれが今までライブなどで培った強い心臓なんだと思った
俺にはそれがなかった