マジヲタ心と秋の空

ある掲示板で誰かが言っていた言葉がすごい気になっている
ディナーショー(DS)に行った人でヲタを卒業した人が数人いるというのだ
ハロプロのDSと言えばミニライブにトークに握手、2ショットと
ヲタにとって最高に楽しいはずだ
そのDSに当選して楽しいひと時を過ごしたヲタがなぜヲタを辞めるのだろうか?
俺はその心理がよくわからなかった
その人が言うには近くにいるのに遠さを感じてしまうことが原因らしい
その言葉は深かった
ヲタとアイドルの関係で最も近づける瞬間がDSなのだ
これ以上は近づくことはもうないのだということを悟ったとき
ヲタを辞める気持ちになっていく
確かに物理的距離は近くまでいけるが逆にその現実的距離の遠さを実感するのだ
考えるとだんだん理解できていく
これはマジヲタならではだと思う
俺は常にみやびちゃんと結婚する男だと公言してきた
しかし、実際は最大認識でライブでミヤリウム振ってる人のレベルだ
それ以上は100%ないしそれ以下である確率のほうが高い
ライブでミヤリウムの人と結婚する人との間にははかりしれない差がある
その差を埋める方法は俺にもまだわからない
DSや握手会で物理的距離はいくらでも近づける
しかし、現実的距離は縮まらない
それ以上はヲタとアイドルの関係である以上ありえないのだ
ヲタとアイドルの関係から個人と個人の関係にならなければならない
そして、結婚までいくには恋愛という意味で男と女の関係になる必要がある
そのステップアップはおそらく天文学的確率だろう
おそらくここまで現実的に考えているヲタは少ない
考えるだけ無駄だからだ
好きな子を応援する
それだけで楽しければいいはず
俺もそうだ
ただ、ヲタとアイドルの関係の限界と言われても俺にはピンとこない
とりあえず俺にその限界を体験させてくれ
パシイベでもなんでもいいから
そして、その後にどう思うかだ
これ以上楽しいことはもうないんだろうなぁと思うのか
ますますみやびちゃんを好きになって今以上に応援しようと思うのか
ただ言えることは、ヲタ活動にゴールなどないのだ
ゴールを感じた時点でもうヲタではない
即刻退場すればいい
限界が見えた活動ほどむなしいものはないからだ
俺にははっきりと目標は見えている
しかし、そこへの道筋は全く見えていない
それでも限界も感じてはいない
道が見えなければ自分で切り開け
俺の通った跡が道になるだけのことだ
こんな臭いセリフを言えるのは俺だけだ