中日の日本一と山井問題

中日がハムに4連勝し日本一になった
ハムファンとしては悔しい思いもあるが正直完敗だ
打て無さ過ぎたし守れもしなかった
中日おめでとう!と素直に言える
はずだった・・・
あの山井の交代がなければ・・・
8回まで完全試合をしていた山井の交代には賛否両論がある
どちらの意見も正しいと思う
だけど、俺の意見は交代すべきじゃなかったと思う
チームの勝利と個人記録のどちらが大切か?
よくそうゆう論調で言う人がいる
その対比であればもちろんチームの勝利が優先する
よく選手のインタビューでもチームが勝つことが最優先だと言う人が多い
その通りだ
だけど完全試合って単なる個人記録なのだろうか?
個人記録というのは例えば去年
ハムの金村が勝ってる試合で4回2アウトで交代させられて監督に暴言を吐いて大問題になった
あと1アウトで勝ち投手の権利がつく
そして、その試合は金村にとってシーズン最終戦であり
何年か連続していた二桁勝利がかかっていた
だけど、それは単なる個人記録である
彼が勝ち投手になるか二桁勝つかは個人記録である
それよりもチームの勝利が優先するのは当たり前である
では今回のケースはどうか?
完全試合は単なる個人記録なのだろうか?
みなさんが完全試合と聞いて思い浮かぶのは誰ですか?
たぶんほとんどの人が巨人の槙原を挙げると思う
俺も槙原しか思い浮かばなかった
あれ?他に誰がいたっけ?そう思って調べてみた
過去に10人くらいいたが全部俺が生まれる前の記録だった
つまり、ここ30年間で槙原たった一人しか達成していないのだ
それほどのものすごい記録なのだ
これは1年間に130試合×6くらいで年間800試合くらいあるわけだが
それを30年間やってもたった一人だけなのだ
単純計算で24000試合に一人
それが年に最大でたった7試合しかない日本シリーズで達成となると
今後も絶対に出ないであろう
時代のせいもあって完封が減ってきてる今ならなおさら出にくい
それほどの大記録は単なる1選手の個人記録ではない
プロ野球界、野球ファン、野球の歴史などすべてにとっての記録なのだ
そこまで考えてチームの勝利か個人記録かなどと言ってほしい
そうゆう意味でチームの勝利よりも完全試合は優先するのだ
だからといって負けていいとは言わない
ハムはホームランのないチームだ
9回を投げさせてヒット打たれたら交代
それで十分じゃないか
その後で岩瀬で十分じゃないか
そこで交代で何が問題あるのだろう
仮にそのあとに岩瀬が打たれても誰も責めはしない
何か後になって実は豆がつぶれていたなどという話がでた
そんなのどうだっていい
4回に豆がつぶれて8回まで完全試合継続していたんだ
最後の9回をどうしても投げれないわけがない
万全じゃないので打たれるかもしれない
そうであったら打たれてから交代しろ
プロの投手は毎試合完全試合するつもりで投げているとどこかの大投手がいっていた
そうゆう心構えでやっているのだと感銘を受けた
そうゆう心構えができていたなら8回まで完全試合をしていた人間が
自分から交代など申し出ないはずだ
そして、申し出たとして監督はケツを叩いて最後まで投げきってこい!と言ってほしかった
俺はハムファン
だけど8回が終わったあたりで完全試合を見てみたいという思いも生まれていた
それくらい一生に一度見れるかどうかの大記録なのだ
7回あたりから1アウトごとに観客から大拍手が起こっていた
みんなが記録を期待していた
あの交代はプロ野球ファンの夢を後退させたのだ