ベリコン遠征記と仁義なき戦い

朝8時半の飛行機で当日入りなのだが
いきなりサイフ忘れたり酔い止め忘れたりでバスを1本乗り損ね
ぎりぎりで千歳空港に到着
最近不祥事の多いJALなのでちょっと不安だったが案の定なんかトラブルで遅れてる
なんかオーディオが故障したらしい・・・
まぁオーディオくらいは別にいいけどお願いだから安全に東京まで運んでください!
とりあえず無事に東京到着しパレットタウンに直行
パレットタウンカップルとヲタで賑わっていた
マックでヲタもだちと待ち合わせし合流
なんかマック周辺にいたヲタがいなくなっていたのでもうグッズ売ってるんじゃないの?
ということでゼップに移動
すると長蛇の列が・・・
とりあえずグッズ班をロッカーキープ班に分かれた
俺はロッカーキープ班になったけどロッカーは全然埋まってなくてキープする必要などない感じ
待ってる間は露天みたりトレード見学
白髪のおじいちゃんが写真を一生懸命トレードしてる姿を見て世も末だと思った
結局グッズ買うのに2時間もかかった
グッズ班お疲れ!
そろそろ昼公演だ
チケットはとりあえず分担で取ったものを良席と糞席でセットにして分けた
俺は昼は2階の立ち見
並び始めたので2階立ち見の場所を探す
ん?どこまでいっても俺らの並ぶ場所がない・・・
途中で常連のまーさのぼりの笠の人も見かけた
なんと建物の裏側にぽつんと2階立ち見の席が・・・
Aが1800くらいまであってBが100人程度
2階立ち見が70人くらいかな
俺は全客の中で後ろから5番目くらいという逆にものすごい席のようだ
しかも、公演開始の3時が迫っているのに入場さえまだである
5分前くらいになってやっと入場
2階立ち見は親子席の後ろで全部で2列くらいしかない
おれは右側の1、5列目くらい
視界は良好だがさすがに遠い・・・
ほどなくライブ開演
2階立ち見はオドリストにとっても踊るスペースも十分ある
みんなまったりしながら楽しんでいた
でも、誰かはよくわかるけど顔の表情までは良く見えない
オドリストの仲間は満足してたけど俺にとってはちょっと不満
昼はまずまずの順番なのでそれにかけることにした
昼公演が終わって馴れ合いなどもしていると夜の並び時間になった
俺はA600くらいだ
とりあえず行けそうなとこまで前にいくつもり
10列目くらいの左のほうに陣どった
しかし、公演時間になっても始まらない
みんな退屈してマスクをかぶったけいたろうを発見していじりまくり
20分くらい過ぎたころにやっと始まった!
しかし、それは戦闘の合図でもあった
無法状態の幕開けである
始まったと同時に俺の身にものすごい圧力がやってきた
人の雪崩である
後ろから突撃してくる人、前から押し返してくる人、横から割り込もうとする人
完全に四面楚歌の状況
でも、俺も負けない
そんな状況でもライブを楽しんでいた
2階の立ち見のときとは全く景色が違う
みやびちゃんの顔から何までしっかり見える
テンションも上がりまくり絶叫しまくりだ
1曲目、2曲目と戦争状態はまだ続く
だけど、基本的に1番強い力は後ろからの圧力だ
俺はそれを上手に使いながら前へ前へ移動していけた
体の小さい人はあそこでは生きていけない
すべては体力勝負の世界だった
ジャンプなど当然できない
足を踏ん張っていないと体はどっかに飛ばされそうだ
左手で前の人との距離を確保する
それをしないと息ができない
右手でサイリウムを振りあげつつ隙間を探る
すこしでも隙間の大きなところに移動しないと圧死しそうな勢いだ
3,4曲目になってもまだ戦争は続く
小さいおじさんは勝負に敗れしゃがみこんでしまった
途中で退場者も続出だ
メガネをかけてる人のメガネはことごとくぶっ飛んだ
怒号も飛んでいる
それでも俺は負けない
そして、休憩を挟んだあたりで戦争は収まってきた
俺はいつのまにかど真ん中の5〜6列目くらいまで来ていた
戦争に勝利した者にのみ与えられる最高のプレゼントだ
ベリとの距離など本当に目の前だ
体中が誰の汗かもわからないくらいベタベタだ
臭いもものすごい
でも、もうそんなことはどうでもよかった
完全にライブを楽しんでいた
距離的にはオーケストラポットのあるホールなら最前列くらいの距離だ
戦争は収まってきたといっても圧力は常にある
しかし、ここまで勝ち抜いた俺にはびくともしない
ダイビングして俺の前に墜落したやつもいる
もうそんなのにも驚かない
水も降ってくる
逆に気持ちいいくらいだ
みやびちゃんが本当に目の前にいる
これだけで幸せだった
何度叫んだか記憶にない
こんなハードな戦いはあったけどライブをこんな目の前で見ることができ大満足だった
ライブが終わりロッカーに戻った
そこでこんな会話があった
ライブの激しさを象徴するような内容だったので書いてみる
「○○さんがやつらに潰された」
「泣きながら出て行ったようだ」
「開始を同時に後ろのやつに髪引っ張られて左右のやつらにエルボー連発されたらしい」
「完全に狙いうちだな」
「これから仲間集めて潰しにいってくる」
「○○のやつらも誘おうぜ。あいつらがたいいいからな」
どっかの暴力団の抗争かと思うこの会話
小中学生のかわいい女の子グループのライブの後の会話とは思えなかった・・・
俺は今までも何度もスタンディングは経験していた
しかし、それは全部札幌の公演だった
こんな激しい経験はしたことがなかった
やはり東京のスタンディングは戦場だった
賛否両論ありそうだが、俺はこれも悪くないと思った
けが人が何人もでそうなくらいの無法状態ではあるけど
チケットがいまいちでも前でみるチャンスがある
勝ち抜いて最高の場所までたどり着いた後の至福の時間は本当に感慨深い