東京厚生会館ベリコンレポ

いよいよ当日になった
興奮などもあり結局一睡もできずにそのまま行くことになった
こっちはもう寒いのに東京の予想気温を見ると30度近い
さすがに半袖は寒いので長袖にした
エアドゥの朝一の飛行機で飛ぶ
数ヶ月前から予約していたスペシャル割引の便だ
そのかわりキャンセルにはかなりのお金が必要になる
結局その呪縛に縛られて行かないわけにはいかないがチケが高すぎるという
身動きできない状態になってしまった
空港の持ち物チェックでいきなりひっかかる
うわ・・・みやびちゃんのうちわとかヲタグッズ見られるのか・・・!
いきなりの試練だ
でも、そんなこともなく「ハサミ入ってますよね?」
あああ・・・みやリウム制作でビニールテープ切るためにハサミ入れてたんだった
結局それは空港で捨ててきた
東京には1時間半ほどで着く
つい一ヶ月前の市原には23時間もかけて行ったのとは大違いだ
やっぱ飛行機ってすばらしい
ってゆうかなんだこのモア〜っとした暑さは・・・
こっちはまだ真夏じゃん!
そっからすぐに会場へ
新宿駅に着くとちなこのでかいバッチをつけたヲタがいたのでついて行く事にした
高知から来てたヲタもだちが呟いた
「こんなに簡単にヲタが見つかる東京ってすばらしい・・・」
高知のベリヲタは全部で3人らしい
会場には11時くらいに着いた
ちょっと遅いけど朝一で飛んできてるのでこれが限界だ
うわ・・・なんだこのグッズ列は・・・
奥へ奥へとどこまでも続いている
前乗りしてきてた仲間は6時半にきて400番くらいだろうか
始発できたという知り合いでも150番くらいだった
あとは徹夜かよ!
どうみても転売目的だろ!っていうおばさんも並んでいた
その前に俺には大事な仕事が待ってきた
前日の夜にギリギリになって落札した夜チケだ
連絡もスムーズに取れたのでさすがにバックレられることはないだろうが
やっぱ手元にくるまでは不安だ
11時20分くらいに会場についたというので取引に向かった
彼はすぐに見つかりチケットゲッツ!
なんか他の取引相手がまだ来ないと嘆いていた
それよりも、驚いたのはそのチケットの入っている封筒に書かれていた言葉だ
ベジータ様、55500円」
なんでハンドルネームやねん!!
ヤフオクで取引したのに狼のハンドルネームで書かれているすごい違和感
2階席の13列で55kかぁ・・・
その重みを実感した
グッズ列に戻って俺は、みやリウムの制作に入る
前回失敗したのは不良品がまざっていたことと途中で光ってしまったこと
そして、土台もなく作ってしまったことだ
今回は、うちわの骨組みだけ買ってきてそれにくっつけていく方法にした
サイリウムも3種類の長さを用意して組み立てる
グッズ列の人たちがみんな見ている中で一人もくもくと図工の時間
そんなに時間もかからず完成した
我ながらなかなかの出来だ
グッズは仲間に任せて俺は会う予定だった人との顔合わせの予定をこなしていく
みんないい人ばかりだ
ちょっと疲れたので完璧スレの集合場所でしばらく休憩
さすがにもう缶ビールや氷結が空いていてテンションも高い
俺もいきなり氷結飲むことになった
ライブ前から氷結祭りだぜ
色んな人と馴れ合いや札幌から買ってきた限定写真を交換して過ごした
グッズ班とか全く連絡がとれない
どうやら携帯電波のない空間に押しこめられているらしい
なんとか買うべきグッズは全部確保して
昼公演突入!
俺にはまず大事な仕事があった
FC入会だ
いつも暇そうなFC入会のコーナーも今日は人が結構いる
みんなFCイベがあるので急遽入る組だろうか
ちょっと書いてお金払ってあっさり終わり
そして、自分の席に行ってみる
7列の20番前半
席にいくとなかなかいい!
夜ははっきり言って顔はよくみえないようなとこなので昼にかけている
とりあえずみやリウムを光らせてみる
綺麗に「雅」と青く光った
ライトークも実験してみたかったのできょろきょろしてると
2階席で知り合いたちが手を振っていた
俺がライトークを振ってみると○の合図
おお!あんなとこまで届くのか!
そして、俺がヤフオクで出品していた川村ゆきえのDVDを現地取引
俺だと知って高額で落札してくれたらしい。感謝感謝
これで準備万端だ
そして、15分ほど遅れて昼公演が始まった
舞波には申し訳ないが、昼はみやびちゃんに専念させてもらう
いきなり全開モード
みやびちゃんもよく見える
やっぱかわええなぁ・・・
そして最初のMC
みやリウムを出してライトークをセットしておく
うわ・・・やべえ・・・
みやびちゃんの真正面だここ・・・
もしかしてという予想はしてたけど完全に真正面とは思ってなかった
これが0ズレというやつか・・・
みやびちゃんは基本的にレスなどはしない
きょろきょろもしないけど見てはくれる
MC中もみやびちゃんは真正面を見ているか横でしゃべってるメンバーのほうを見る
その真正面を見たみやびちゃんの視線は全部俺だあああああああ
みやびヲタならそう絶対思うくらい真正面だった
みやリウムも見てくれたし、3パターン用意したライトークも見てもらえたと思う
もう思い残すことはなかった
完全に昇天した
こんなことがあればテンションはMAXでその後のライブも本当に最高に楽しめた
朗読はももりしゃ
きゃわきゃわ
夜はみやちなだな
2回目のMCは久々の生みやびんびん!
「皆さんの熱いエネルギーが体中にビンビン伝わってきました!」
これを聞くたびに思わずにやけてしまう
0ズレを思う存分堪能して昼は終わった
マジできて良かった・・・
外にでるとチケのない会場推しの人も含めてものすごい人の数だ
コンスレでは氷結祭りだとか言ってたけどそんなのやる場所もないくらいだ
とりあえず仲間がいるとこに集まって雑談
会う予定だった人たちと馴れ合いしたり声かけてくれた方々と雑談で盛り上がった
やっぱり夜チケのない人が多い
入れるだけでも幸せだなぁとしみじみ感じた
見よう見真似で露天などもやってみたが売れたのは一人だけだった
舞波ヲタの青サイの主催者たちが青サイを配って歩いていた
なんか単なる祭り好きなのか本当に舞波を思っているのかよくわからなかった
そうこうしてるうちにもう夜の入場だ
大忙しだ
入り口付近に背広の兄貴がいた
背広姿は珍しい。やはり今日は特別なんだろう
夜は2階席の13列右端
みやびちゃんとは対角線の最も遠い距離
まぁ、夜は舞波を多めに応援しよう
席に着くと暇なので「イベスレ氷結祭り会場」とボードを出してみた
しかし、はじっこのほうであんま目にもつかないようだ
すると、何か交渉している人がいた
9列の左のほうと交換してくれませんか?とのことだった
俺は喜んで交換した
前に移動できてみやび側に行けるなんて大喜びだ
始まる前からすでに「まいは!まいは!」の大コール
そして夜公演が始まった
さすがに、距離もあって表情まではよくみえないが雰囲気がちょっといつもとは違う
始まっちゃうとやっぱりみやびちゃんみやびちゃんだ
ってゆうか始まる前にものすごい「まいは!まいは!」と叫んでた俺の左のやつも
実はみやびヲタだったようだ、俺の前の二人もみやびヲタ
俺の後ろの二人もみやびヲタ
ここは期せずしてみやびヲタの激戦区だった
右隣のやつが「みやびちゃん」と叫べば、俺は「みや〜!!」と叫ぶ
すると前のやつが「みやびー!」と叫ぶ
もうコーラスのように順番に叫んでた
おもれえええーー!
やはり、まいはへの声援は最も多いがライブ自体はいつも通り進んでいった
みやびヲタ激戦区の俺も完全にみやびちゃんモードになってしまっていた
アンコールでの「まいはコール」
このあたりから雰囲気は変わっていた
いつもと違って本当に必死なまいはコールに感じた
俺もいつのまにか舞波モードにかわっていた
青のサイリウムが一面に広がっていった
初めて見る卒コンの雰囲気に鳥肌が立った
ベリが再登場してMC
舞波の最後の挨拶だ
みんなはいつもと同じMCだったが、やはり舞波だけは違う挨拶だった
大事な挨拶もちょっと噛んでしまうのも舞波らしかった
りしゃこはもう泣いていた
キャプテンも泣いている
そして、桃子が涙を流しながら必死で泣くのを我慢している姿を見て
大の大人の俺もつられて泣いてしまった
いつもは計算の涙なんて言われている桃子だけど
今回は本当に泣いていた
1番舞波と仲が良かったのも桃子だったと思うしやはり辛かったんだろうと思う
まーさ、ゆりなも涙ぐんでいた
みやびちゃんは泣くまいと心に決めているようだった
それとは対照的にすっきりした笑顔の舞波
完全に気持ちが固まっているように見えた
舞波を見れるのもこれで最後なんだ・・・
改めて実感し涙が止まらなかった
正直言って今まで舞波にはとくに興味はなかった
しかし、舞波舞波と精一杯叫んでる俺がいた
もう会えないというのはこうゆうことなんだ・・・
初めて体験する引退コンの現実だった
キャプテンが舞波に花束を渡す
何か挨拶があるわけじゃない
ただそれだけのことだが、またじわっと涙が出てくる
最後に二人づつ舞波と抱き合って下がっていった
最後に声にならない声でまいはと叫んだ
ベリーズ工房石村舞波の最後の瞬間をしっかりと見届けた
終わったあとしばし放心状態
そのあとみんなでベリーズ最高の大合唱
なぜかみんなで万歳
そして、まいはコール
しかし、係員は空気も読まずに追い出してくる
2階のホールで仲間としばし休憩
彼はまだ泣いていた
そこも係員に追い出されて1階ホールへ
そこも追い出されて外へ
会場の外はなんとも言えない空気だった
盛り上がってるグループもあれば、号泣してる人たちもいる
俺らははじっこのほうでその空気を名残惜しんでいた
青サイ祭りの主催者たちがみんなでゴミを回収している
関係ないゴミも拾って集めていた
号泣している人たちもいた
単なる祭り好きなどと言って申し訳なく思った
彼らは本当によくやった
最後のほうまで会場外に残っていたが追い出されたのでとぼとぼ帰る
しばらくいくとK太郎が囲まれていた
サイン会のような感じになっていた
K太郎は一人一人丁寧にさいんをする
ハンドルネームも聞いて名前も入れていた
どんどん増えていくのに嫌な顔せず結局全員にしっかりサインしていた
マスクのまま自転車で新宿にいくのはどうかと思うが、本当にいい人なんだと思った
仲間で飯を食って、飲んでネカフェへ行った
つぼ八にはヲタが結構いて、声もかけられた
みんな行くとこは同じようなもんだな
ネカフェでも一睡もできずにそのまま朝6時40分の朝1の飛行機で帰った
ヲタが4人も乗っていて北海道から遠征してるやつも俺ら以外にもいるんだと感心した
家についたのは朝の9時過ぎ
40時間くらい一睡もしてないので変なテンションのまま
少し書き込みして眠りについた
今回の遠征で13万ほど消えた
だけど、本当に行って良かった
やらずに後悔するよりも、やって後悔したほうがいい
10月2日のすべての経験がプライスレスだった