「雅」という名

昨日、妹がハガキの宛名を書いていた
おじいちゃんの同窓会の案内状の宛名書きを頼まれたらしい
俺も手伝うと言ったのだが、字が下手だからいいって言われた
やはり年配の人ばかりなので名前もかなり古臭い
女の人はカタカナの名前ばかりだ
そんな中に長田長夫さんという名前の人がいた
妹はぽつりと「しつこい名前だなぁ」と言った
それが俺のツボに妙にヒットして二人で大笑いしてしまった
確かに、「長」「長」としつこい感じがする
苗字に「長」が入ってたら普通なら名前に同じ漢字は入れないだろう
母は名前つけるの面倒だったんじゃない?と適当に言っていたが
本当にそう思えるくらい違和感を感じだ
この一件があって、もう一度名前についてちょっと考えた
夏焼雅
かなり変わった苗字であるが苗字は意図的につけられたわけじゃないので
やはり「雅」という名前に注目した
俺の名前にも「雅」という漢字が含まれているということは何度も日記に書いてきた
それだけでみやびちゃんと何か共有している気分になる
自分にも含まれている漢字なだけに興味がある
「雅」という漢字の意味はみんなだいたいのイメージはあるはずだ
上品で優美な感じ、あでやかで風流な趣のある感じだ
しかし、この文字の意味はあまり知られていない
この「雅」という漢字は実はカラスを表すのだ
隹(鳥)と、音を表し同時にその鳴き声示す牙からなっている
からすの一種の「みやまがらす」を表しているのだ
カラスといえばあまりイメージのいい鳥ではないが
昔はたぶん風流な鳥だったんだろう
みやびちゃんが黒髪がよく似合うのはその辺りに理由がありそうだ
とまとめてみる