ベリーズ工房スッペシャルイベント参戦記

5日の深夜に知ったイベント
地方人には酷な急な発表
行けるわけないじゃん、そう思った
そう思いながらも飛行機を調べてる俺がいる
これも悲しいヲタのサガなのか
エアドゥ、ANAJAL・・・う〜む高い・・・
エアドゥでも安いチケは売り切れだ
さすがに前日にそんなの残ってるわけがない
最後の頼みはスカイマーク
ん?普通に安いぞ?しかも余ってるぞ
片道11500円か・・・これなら行けるかも
帰りの飛行機は13000円か、合計25kくらいだ
出せなくもない
みやびちゃんに会いたい
みやびちゃんと握手したい
人数は限定1200人
俺が東京に着くのは9時半
これが朝一なので最速なのだ
土日なら1200人に間に合わないだろう
しかし、この日は平日だ
平日の午前から1200も集まるだろうか?
正直確信はないが、いくらベリヲタでもそこまでいないはずだ
俺にしては即断だった
もたもたしてて飛行機が埋まったら100%無理だ
ある意味すべてが賭けだ
まだ場所もわからない段階
遠征するほどのイベントかもわからない
行って1201番だったら笑いものどころではない
これだけのために札幌から飛行機で行くわけだ
ヲタ仲間のみんなも本当にくるのか半信半疑だったようだ
それでも俺は即断した
行かないと後悔するような気がした
無性にみやびちゃんに会いたかった


当日、5時半に家を出る
用意などしてたら結局ほとんど寝る時間もなかった
空港に着くとみやびちゃんにお土産を買う
ハロプロアワーでみやびちゃんは鮭トバが大好きだと言っていた
なのでどうしても本場北海道の鮭トバを食べさせてあげたかった
食べ物系のプレゼントは渡してもらえないという話は聞いていた
スタッフに食べられたらそれはそれでしょうがない
とりあえず1番よさそうなやつを包んでもらった
7時50分の始発の飛行機に乗る
いつもの通りミヤリウムが荷物検査でひっかかる
「すいませんが、もう一度通させてください」
荷物だけもう一度調べられる
モニターにはミヤリウムがくっきり映ってる
これは何だろう?まぁ危険物ではなさそうだ
そんな感じでOKになった感じだった
飛行機に乗り込むと北海道のヲタ二人と遭遇
北海道から行くようなヲタって俺たちだけじゃないのか
ベリヲタの強さを再確認した
テポドンで打ち落とされないかちょっと心配しつつ
東京に到着
すぐにJRで会場に向かう
なんかジメジメした暑さだ
国立競技場で降りて会場へ
しばらく歩くとヲタの列があった
とりあえず並んで、前のほうを見に行く
先にきてたヲタ仲間たちに挨拶しながら最前まで行ってみる
うわぁ、結構いるなぁ
700番くらいかなぁ?
まぁ1000人はいないようなのでたぶん大丈夫だろう
ほっと一安心
あとはひたすら3時まで待つだけ
馴れ合いしたり、ペットボトルでサッカーしたり
エアクッションでフリスビーしたりとにかく暇だ
暑いし眠いしかなりきつかった
木からは白い花びら降りまくってるしハトの死骸もあるし
トイレは臭いし待ってる場所は最悪の部類だった
2時45分くらいにやっと整理券の配布が始まった
写真集、アルバムを買ってチケットは自分で箱の中から引く
俺の黄金の右腕が引き当てたのはR列だった・・・
Rって何番だよ・・・A,B,C・・・数えてみる
19列かよ・・・
札幌から朝一で飛んできた俺が後ろから3列目の19列とか・・・
俺の運の無さはわかっている
いつもこんなもんだ
しかし、周りは一桁や最前の人までいる
完全に萎えていた
それから開演までも3時間ほどある
馴れ合いや雑談でもしながらまったりと過ごす
AKBやキュートに流れた面々もやっぱり来ている
7時少し前に会場の中へ
狭いなぁ
とりあえず最前までいってみる
ステージがかなり近くて高さも低い・・・
こんな距離で見れる人もいるのに・・・
羨ましくてしょうがなかった
自分の席は後ろから3番目だ
普通に遠い・・・
ミヤリウムも持ってきたけど、どう見ても届く距離じゃない
それでも会場に入るとそれなりに高まってくる
席は遠いけど握手もあるんだしと自分に言い聞かせる
ちょうど青佐紀が近くにいたので交換してもらって連番
こんな糞席は連番でもしないとな
そんなことをやっていると諸注意の放送が流れてきた
ベリの声だ!!
全員が順番に諸注意を読み上げる
桃子はさすがプロなので読み間違える
ベリの声を聞くとさすがにテンションもあがる
そして、いよいよ始まった


やっと始まった!
みんなが一斉に立ち上がる
しかし、なんかスライドショーが始まった
みんな一斉に座っていく
沖縄の様子やライブのスライドだった
写真集のイベントということもあるんだろう
このスライドがかなり長い
15分くらいあったんじゃないだろうか
それがやっと終わってベリが登場した
ジリリの衣装かよ!
アルバムのジャケット衣装をちょっと期待していたのでガックシ
そして、次のコーナーは
写真集の未公開画像を見ながらその写真の解説をベリがするものだった
まーさが司会をして進めていく
ちなこがよくしゃべっていた
桃子がつっこまれて、みやびちゃんや佐紀ちゃんが説明する
りしゃこはたまにしゃべって友理奈は相槌だけ
友理奈は自分の番以外は全然しゃべる機会がなかったね
このコーナーもかなりグダグダで
写真だけでトークを広げるのもかなり難易度が高い
もう少し企画をちゃんと考えてほしかった
そしてミニライブ!
キター!思ったらみんなでハッピーバースデーを歌いはじめた
ケーキも登場でまーさのドッキリ企画だったようだ
まーさのお祝いをしてジリリキテル!
こっから本番だぜ!と一気にテンションも上がるが
曲はなんとジリリ一曲だけで終わり・・・
えー・・・なんだろこの不完全燃焼感は・・・
そして、そのまま握手会へ

みやびちゃんと握手ができる
そうだ、俺はこのために来たといっても過言ではない!
R列なので握手も最後のほうだ
ベリメンが疲れてないことだけが心配だ
R列のセンターブロックにはベリの関係者席があって
おそらくベリのお母さん達であろう人たちが座っていた
通路を挟んで隣に普通にベリママが座ってる
あんまりジロジロ見るのも失礼なのでチラ見をする
さすがにみんな美人ママだった
あとで聞くとちょっと太り気味の人が桃子のママらしい
ってことは俺のすぐ隣にいた人じゃん
まぁ、下手すればSKT行為みたいなもんなんでそこはそれほど気にはしてなかったのだが
握手中に2人ほどベリママに話し掛けにきたヲタがいた
ずうずうしいにも程がある
ママさんたちは、誰だろこの人って感じでお互いに顔を見合わせて苦笑いしていた
常識のないヲタが多すぎる
そうこうしてるうちに握手もだんだん消化していく
握手スピードは高速だ
1200人もいる中9時には終わらせないといけないのでかなり高速だ
こりゃ一言言うのが精一杯だな・・・
引っ張りも強いし、粘るとチョップが飛んでいる
ベリも握手中に何度か休憩を入れていた
その2回目の休憩のとき、後ろを向いて水をみんな飲んでいるのだが
左側のヲタ集団が声を揃えて「みやびちゃーん!」と叫んだんだが
みやびちゃんがその声に反応して振り向いたのだ
やられた・・・悔しかったけど
その後、こっちにもみやびちゃんが手を振ってくれた
残ってるのは6列くらいしかなかったのであれは俺に振ってくれたと思っておく
そして、いよいよ俺の番が迫ってきた
言いたいことを心の中で整理して何度も練習する
高速なので短文ではっきりと伝えなければならない
俺の前に佐紀ヲタの青佐紀を配置する
青佐紀が佐紀ちゃんで粘れば、その後ろの俺はみやびちゃんで粘りやすい
チームプレーだ
正直かなり緊張している
階段を登ってチケットをチェックしてもらう
その時だった!
急に列がストップした
ん?何事だ?
握手のほうをぱっと見てみる
そこには幼女がいた
握手の机に手が届くか届かないような幼女が必死に手を出している
ベリのみんなもかわいいなどと言いながら一生懸命手を触る
係員も引っ張るわけにもいかず、司会のおじさんも急かすわけにもいかず
低速というよりも停止といったくらいの状況だった
みやびちゃんもかわいいと言いながらうれしそうに手を伸ばしてた
そんなみやびちゃんがものすごくかわいらしかった
その幼女が握手している間、後ろのヲタもその速度で握手ができるのだ
こんなおいしい状況はない
しかし、それを生かせないやつも多い
さっさと握手をして止まって待っているやつが多いのだ
その間もずっと話し掛けたりできるのに・・・もったいない・・・
俺はその幼女から7〜8番目くらいだった
それでもその幼女の恩恵を存分に受けた
そんな止まるような速度から急に高速にはなれない
最初のちなこは青佐紀がなぜか粘っていた
ちなこに「え?」って聞き返えされてもっかいなんか言っていた
ちなこはちゃんと話を聞こうとしてるんだなとそれが逆に好感をもてた
俺はわけもわからずに「がんばってね!」それしか言えなかった
しかし、そんな他人の様子を見てるほど俺は妙に落ち着いていた
幼女のおかげで時間の余裕もある
次のりしゃこには、言った最後に「りーちゃんかわいいよ」
と絶対つけようと思っていた
ベリフェスの時にそう言ったら「えへへ」笑いがものすごくかわいかったからだ
今回も「えへへ」キターーー!
言おうと思ってたことがスラスラ出る
次は桃子
桃子では粘りたいけど次はみやびちゃんなので
泣く泣く粘ることは諦めていた
しかし、桃子にもりしゃこ同様に攻略法がある
「かわいいよ」
たったそれだけでいい
桃子に何を言おうか迷ったらこう言ってみてほしい
「桃子ちゃんはやっぱすっごいかわいいね」
肩をつぼめてクネクネしながら満面の笑みで
「きゃ、ありがとうございます!」
もう100点満点だ
これ以上ないリアクションを必ずしてもらえる
そして、いよいよみやびちゃん
みやびちゃんとの中身はトップシークレットだが
最初に軽く挨拶
みやびちゃんは疲れた様子もなくかわいい笑顔だった
そして、ハロプロアワーで歌ったずっと好きでいいですかの話をした
青佐紀が佐紀ちゃんで粘ってくれているのだろうか
まだまだ余裕がある
最後にその時大好物だと言ってた、鮭トバを北海道から買ってきたから食べてね
とかどうでもいいことも伝えて終了
あの鮭トバはみやびちゃんに渡ったのだろうか・・・
まぁそれは知る由もない
これで俺の仕事はもう終わったようなもんだ
さすがに幼女スピードもこのあたりで元に戻りつつあり
みやびちゃんで粘ったせいもあって佐紀ちゃん
頑張ってねと言っただけで終わり
友理奈にも身長の話しようと思ってたけど高速でうまく言えずに終了
まーさには誰もが言ってるであろう、誕生日おめでとうと言って終わり
後半は微妙だったけどみやびちゃんまでの前半はほど最高の出来だった
幼女と青佐紀のおかげで大満足の握手会となって最高のテンション
最後の最後で逆転満塁ホームランを打った気分だった
その後はみんなで飯くって解散
終わりよければすべて良し
そんなことわざが後で跳ね返ってくることになるとは・・・