総裁選挙と会長選挙

自民党の総裁選挙は大方の予想通り安倍ちゃんが勝利した
中国や韓国に対する強気な姿勢は結構好きなのでそのままの姿勢でがんばってほしい
そんな総裁選挙の様子をテレビで見たのが原因かどうかはわからないが
似たような夢を見た
俺がよく見る夢の一つで2年に1回くらいはうなされる夢なのだ
それは小学6年生のときの話だ
俺の学校では6年生のクラスから1名づつ生徒会長の候補を出し
その候補の中から全校生徒で投票して生徒会長を決める
そのクラスの候補を決める学級会
もちろん立候補者などいるわけもなく推薦になった
そこで出た名前がなんと俺だった
前にも書いたことがあったが俺の人生の全盛期は小学校高学年から中学まで
その頃までは勉強もスポーツもでき学校の人気者だった
ある意味当然のように推薦されてしまったのだ
先生もクラスもみんなうんうんと頷いている
完全な四面楚歌だった
俺は目立ちたがりのわりにそうゆう人前に出ることは意外と苦手だった
とにかく緊張しいなのだ
生徒会長になって全校生徒の前で挨拶とかするなら死んだほうがマシだった
顔面蒼白で半泣きの俺を尻目に学級会は進み
じゃ他に推薦もないので・・・と先生が言おうとした瞬間だった
俺の手が自然と上がっていた
ん?どうした?と聞く先生に
「A君を推薦します!」
突然俺は他の人を推薦した
そして、とにかく必死にA君が会長に向いている理由を語りだした
その演説は自分でもビックリするくらい見事だった
そんな演説できるなら逆に会長に向いてるじゃん
後でそんなことも言われたくらい迫力があったそうだ
驚いたAくんも他のBくんを推薦し結局3人の候補で投票になった
結果は俺と俺の推薦したAくんの接戦となり決戦投票となった
俺に9分9厘決まりかけていたわけでそれだけでも一歩前進だった
そして最後にもう一度Aくんがどれだけ会長にふさわしいかを演説し
その演説が功を奏したのかギリギリではあったけどAくんが会長候補に決まった
Aくんは全校投票でも1位になり見事に生徒会長になった
その後もAくんとは中学のクラスも一緒だったので
おまえに推薦されたせいでなんて冗談で嫌味を言われたりもしたけど
仲の良い友達の一人だった
高校に入ってからは俺が引っ越したこともあり交流もなかったのだが
5年ほど前テレビのニュースで彼の名前を見ることになった
交通事故で亡くなってしまったのだ
本当にビックリした
そんな彼が今でもたまに俺の夢に出てくる
あのとき学級会で追い込まれていく様子を定期的に夢に見るのだ
確かに追い込まれてとっさに推薦したAくんではあったけど
彼は見事に生徒会長を務めあげた
生きていたら同窓会などでまたあの時のことを嫌味で言われただろう
そんな機会さえもうないのかと思うと
胃が痛くなるようなこの夢もなんか貴重に思えてくるのだ