AKB48の独占禁止法違反問題

AKBのイベントが独占禁止法に抵触する恐れがあるために中止になった
ニューシングル「桜の花びらたち2008」を1枚購入するとポスター1枚がプレゼントされる
そのポスターをメンバー44人すべて集めると
イベント「春の祭典」に招待されることになっていた
特典をゲットするには最低でも同じCDを44枚購入しなければならない
しかもポスターはランダムで選べないらしい
つまり44種類の違ったポスターをすべてを揃えるには200枚以上買うことになるそうだ
これが独占禁止法上の「不公正な取引」に抵触する恐れがあったようだ
44枚セットで買うと全部揃ったポスターがもらえるという風に変更したそうだが
それでもダメだったらしい
このニュースを聞いてちょっと疑問に思った
独占禁止法って言うけどどうゆう条文にどの辺が抵触するの?
ベリやキュートとかのイベントとは何が違うの?
そこでちょっと調べてみた
まず引っかかるのが「抱き合わせ販売」
つまりCDにイベントを抱き合わせ販売しているからだ
だけどそんなのはいくらでも現実にはある
問題なのは44枚ということ
44枚買わないとイベントには参加できない
つまりイベントに参加したければ44枚買わなければいけない
CDは通常1枚でいいものだ
それを44枚も買わせるというのは43枚の不用品を抱き合わせで買わせるのと同じなのだ
これがまずい
じゃあ俺は℃-uteのイベントに参加するためにCD100枚買ったぜという人もいるだろう
これはどうなのか?
確かにCDは1枚でいいので残りの99枚は不用品みたいなもんだ
だけど99枚抱き合わせにしたわけではない
1枚で抽選券が1枚ついてるのだから1枚でも当たる人は当たるのだ
100枚買わなければならないような強制的な力はない
AKBの場合は44枚揃わないと価値は0なので
44枚買わせるという抱き合わせが問題になってしまうのだ
これは44枚買えばポスター全部揃いますよというセット販売についての話
現実はもっとひどくポスターはランダムだったそうだ
つまり44枚買ってもまだ全然揃わない
これは景品表示法に完全にひっかかる
この法律では特定の組み合わせによって景品を提供することを禁じている
つまり、2種類以上の何かを集めたら当たるみたいのはアウトなのだ
簡単に言えばCDにベリのメンバーのカードが7種類どれか入っていて
みやびちゃんのカードと桃子のカードを2枚揃えるとイベントに当たるみたいなのはダメなのだ
AKBの場合はこれが44枚揃えるとなので確実にアウト
逆に言えばみやびちゃんのカードが出たらイベントにご招待みたいなのはOK
組み合わせるのがダメなのだ
これは組み合わせにするとみやびちゃんがでやすくて桃子がでにくいようにしたりすることで
不当な抽選になるからだ
だから今回のAKBのでもCDを買えば44種類のポスターをランダムでプレゼントします
そのポスターの中でえれぴょんのポスターが出たらイベントにご招待!
って感じの内容だったら問題なかったはずだ
つまり、44枚もCDを買わせるのは抱き合わせなので問題があり
それをランダムにして全員揃えろなんて組み合わせをすることはもっと論外ということだ
今回のことがなければこんなこと知らないまま過ごすことだったろう
ハロプロのヲタ搾取のイベントも違法ではないにしろ
もう少しヲタの財布に優しいものになってほしい
ヲタにもっと優しくしろなんて条文を付け足してもいいくらいだ
だけどみやびちゃんを独占する俺だけだ
俺には独占禁止法なんてものは通用しない